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『哲学者クロサキの写真論』写真の愉しみは多種多様

哲学者クロサキの写真論哲学者クロサキの写真論
黒崎政男

晶文社 2001-10-01
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1996年から99年に月刊『日本カメラ』にて連載したものに加筆再構成。

写真の本質とは何か。
著者は「行為としての写真」としつつ以下のようにも記している。
「シリアスに対象と向き合うのも、気軽にスナップするのも楽しいし、暗室で印画紙と格闘することも、気軽に1時間現像に出すことも、コンピュータ画面でリタッチに興じるのも、それぞれ楽しい」(P.176)
と結論だけ書いても仕方ないか…。いや、難しい。


個人的には「たのしい写真」(→過去記事参照)に続く写真論シリーズ。
「ネガは楽譜、プリントは演奏」(アンセル・アダムス)という焼きつけの魅力。
「自然対象物そのものと区別がつかないほど、みごとなコピーをするメディアは、そのことで自分独自の個性を失ってしまうわけである。はじめから対象の完全なコピーを目指せないモノクロは、したがって独自の表現を持ちうる」(P.65)というモノクロ礼賛は写真趣味の人には常識なのかもしれないが、初心者にもよくわかる楽しみ方を示してくれています。

あとデジタルカメラをはじめ、新たなテクノロジーが急激に台頭してくる時期のようで、技術史の面でも興味深い時代かと思います。


シリアスだったり、浮かれていたり、考え込んだり、ただただ夢中だったり。
写真エッセイのさまざまな面を味わえる一冊。
☆☆☆☆☆

以下、目次。


はじめに

 1 進歩するもの、留まるもの

テクノロジーは何を変えるか
1996年、デジタルカメラとの邂逅
フィルムスキャナーあれこれ
デジタルスタジオ探訪記

 2 モノクロの自由

何世紀も変化しないプリント
表現するメディア
焼きつけの悦楽
「古いよさ」派の底力

 3 麗しのライカ、愛しのハッセル

コンピュータとライカ
削り取られた銘
フィルム感度100という呪縛
スペイン紀行
巡礼の道
ライカとコダクローム25
ピントグラス上の神秘

 4 「複製」芸術をこえて

オリジナルとコピー
オリジナル・プリントのアウラ
スティルライフへの挑戦
「拡大する」ということ
2001年、素晴らしきコンパクトカメラたち
写真を写真たらしめるもの

あとがき
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  1. 2010/05/06(木) 23:53:52|
  2. books & writing|
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