* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

『「空気」と「世間」』空気が読めないと言われたら…

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)「空気」と「世間」 (講談社現代新書)
鴻上尚史

講談社 2009-07-17
売り上げランキング : 2243
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

KYが「空気が読めない」の略語と聞いたとき、否定形の略語って珍しいと思いませんでしたか?
それはともかく「空気を読む」ためには「空気」がどんなものか知らないといけませんよね。はたして「空気」は常に読まなくてはいけないものなのでしょうか?

この本では、阿部謹也の「世間」に関する著作や『「空気」の研究』(山本七平)などを引用しながら、最近よく使われる「空気」の裏に「世間」を見つけたりしながら、対処法など考えています。

いわく「「空気」とは「世間」が流動化したもの」ということですが、これだけではわかりませんよね。
もう少し詳しく言うと、世間の構成条件からいくつかが抜け落ちたまま、不完全ながら生まれるものが空気ということです。世間の構成条件については下の2章の目次から世間のルールというのを探してみてください。


思うのですが、『孤独と不安のレッスン』(→過去記事参照)を読んで孤独に立ち向かう以前、世間やKYに戸惑った時に読む本と言えるのではないでしょうか。
自分を支えるものを選ぶ助けになるかもしれません。

いじめに苦しむ中学生に、壊れた世間にしがみつく大人に。
☆☆☆☆-

阿部謹也の研究ですが「教会が「世間」をつぶした」というのは、キリスト教の影響を考える上で新しい指摘ではないでしょうか。
キリスト教がなければ、西洋でも「世間」は続いていたかもしれないというものです。
キリスト教のメリットとデメリットはどちらが大きいのでしょうね。

目次は長くなるので以下に



目 次
 
はじめに
 
第1章「空気を読め!」はなぜ無敵か?
お笑い番組の「空気」/「空気」が混乱する時/「順番に来るいじめ」と「空気」/混乱する「空気」は読めない/空気を決める「司会者」/日常というテレビ番組/司会者がいない場の空気に怯えるな/人は正体の分からないものに怯える
 
第2章世間とは何か
日本人とマナー/席取りするおばさんの「世間」と「社会」/阿部謹也の語った「世間」/「それは理屈だ」と「しようがない」の意味するところ/インテリが無視する「世間」/若者が感じるのは「世間」ではなく「空気」/世間のルール1 贈与・互酬の関係/世間のルール2 長幼の序/世間のルール3 共通の時間意識/世間のルール4 差別的で排他的/世間のルール5 神秘性/西洋にも「世間」はあった/教会が「世間」をつぶした/神と「世間」の役割は同じ
 
第3章「世間」と「空気」
「世間」が流動化したものが「空気」/日本人がパーティが苦手な理由/山本七平の『「空気」の研究』/「空気」に欠けている「世間」のルールとは/「臨在感的把握」と「神秘性」について/差別意識のない差別の道徳
 
第4章「空気」に対抗する方法
「空気」の絶対化/絶対化に対抗する相対的な視点/「多数決」さえ絶対化する日本人/議論を拒否する「空気」の支配/「裸の王様作戦」/「空気」の世界は理屈のない世界
 
第5章「世間」が壊れ「空気」が流行る時代
中途半端に壊れている「世間」/「僕のクラスは」と語らなくなった子供たち/「世間」とは利害関係のある人々の全体/地域共同体という「世間」をゆるやかに壊した都市化/会社という「世間」をゆるやかに壊した経済的グローバル化/精神的なグローバル化/快適さを知れば後戻りはできない/「世間」への疑問が膨らむ/不安と共に急速に壊れ始めた/「世間」のないアメリカは本当に風通しのいい社会か/超格差社会を生きる個人を支えるキリスト教/神がなく「世間」も壊れた日本で個人を支える「空気」/空気で手に入るのは「共同体の匂い」/「世間原理主義者」の登場/正論・原理を語る人々/なぜ「自分がどんなに大変か」を語るのか/抑圧としての「世間」にうんざりする人々
 
第6章あなたを支えるもの
「世間」の逆襲/資本主義の「中世」化/「世間」を感じるために他者を攻撃する/「共同体の匂い」に支えられるという選択/「家族」に支えを求めるという選択/ほんの少し強い「個人」になる
 
第7章「社会」と出会う方法
「世間」に向けて発信した秋葉原通り魔事件の被告/「社会」に向かって書くということ/日本語は「世間」と共に生きている言語/「社会」と出会うための日本語/「世間」の言葉・「社会」の言葉/相手に迷惑かどうかはぶつかってみないと分からない/「社会」とつながるということ/複数の共同体にゆるやかに所属する/つらく楽しい旅
 
おわりに

web拍手 by FC2

  1. 2009/08/17(月) 23:40:17|
  2. books & writing|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bettty.blog4.fc2.com/tb.php/883-e4f44959

  

↓Amazon ツン読リスト↓
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。