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マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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『ムーンレディの記憶』この曖昧さがもたらすもの

ムーンレディの記憶ムーンレディの記憶
E.L.カニグズバーグ/訳:金原瑞人

E.L. Konigsburg

岩波書店 2008-10
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『クローディアの秘密』で知られるカニグズバーグ
いろいろな作品を書いていますが、美術品の話ということで『クローディア』に立ち返ったのかと読み進めましたが、これがまあ…。

ちょうど今「5日連続放送!英国のテレビドラマ(1)」で「アンネの日記」が放送されていますが(見ていないのですけど)、ナチスのユダヤ人迫害というのは欧米の人々にとって今尚語られ続ける問題なんですね。
まあ、そういうのも絡めつつ進みます。

複雑なことは複雑なままに、などといいますが、2時間ドラマやハリウッドスタイルに慣れてしまった頭には難しいものです。

「オーストリアの記憶喪失」「ストックホルム症候群」も登場し、単純な結論を出せるものではなく、抱え込んで考え続けなければいけない問題なのだと思います。

アメリカでこれが児童文学として読まれてるというのも驚き。
☆☆☆☆☆

余談になりますが紹介したいサイトをひとつ


それは「やみぃの屋根裏部屋」というサイトの中にある「カニグズバーグをめぐる冒険」です。
カニグズバーグの日本で紹介されている書籍のすべてを読んでいるわけではないのですが、『クローディアの秘密』とかすごく好きな作品なので改訳問題のことを読んでちょっと驚きました。
それは「天下の岩波書店が!」というのもあるのでしょう。

そして個人として動かれた勇気と努力に拍手を!


英語で本書(原題は『The Mysterious Edge of the Heroic World』)を読もうとしている方には第九章途中までの単語集も付いてます。


八月の更なる余談。

「ナチスのユダヤ人迫害」に並ぶ日本の戦争問題というと「原爆被害」なのかも知れません。しかし、一方的な被害者である「原爆」を通して戦争を見たときには、日本の加害者としての視点や事後対応の是非を考える姿勢が弱くなる危険性があります。

京都大学大学院文学研究科 科学哲学科学史研究室 ニューズレターより「マーティン・ハーウィット『拒絶された原爆展──歴史の中の「エノラ・ゲイ」』」レビューなど参考まで。
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  1. 2009/08/04(火) 01:16:27|
  2. books & writing|
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