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金銭から世の中をルポするマンガもこの巻で終了…なんですが、どうやらルポ・マンガでは納得できなかったようで、心の問題に移動して終わります。
「一生働かなくてもいいお金が手に入ったら何をしますか?」という質問に作者は戸惑ったそうですが、「一生働かなくてもいいお金」は「永遠の命」と同じような架空問題ではないでしょうか。
庶民が一生で稼ぐお金の何十何百倍もを稼いだはずの人が、金に困って詐欺をはたらく事件がありました。ま、そこまでの無駄遣いは考えていないようですが、感覚は麻痺していくものだし、麻痺する前に自分の人生の意義を見つけられなければ、やはり破綻するとは思います。
結末は作者なりの答えだと思うのですが、ここまで巻を重ねてきた割には、あっけないように思います。連載疲れ?
債務の一本化あたり(参巻)は時代の先端でしたね。今の現実はその先をいってますが。
世に言う百年に一度の不景気のなか思うのですが、ヒトが作り出したシステムの中で「お金」は使いこなせないシステムの最たるものではないでしょうか。
なんとか首に鈴を付けようとする考えもありますが、制御しなくてもいいと考える人も多く…まあそこら辺は今、読んでいる本なのでその感想のときに。
利子を取らないイスラム銀行や、一時乱立した地域通貨などもレポートしてほしかったのですが…。
☆☆☆☆-
第六拾参話 続々・死者の値段
第六拾四話 ホストクラブの値段
第六拾伍話 続・ホストクラブの値段
第六拾六話 続々・ホストクラブの値段
第六拾七話 続々々・ホストクラブの値段
第六拾八話 快楽の値段
第六拾九話 続・快楽の値段
第七拾話 続々・快楽の値段
第七拾壱話 人生の値段
第七拾弐話 続・人生の値段
第七拾参話 続々・人生の値段
最終話 心の値段
あとがき
「ZENなるものにIをつないで」などという駄文は以下。
本書の中に夢をつなぐマシン「ZENI」というのが登場します。
これは「それぞれの脳みそをインターネットのようにつなぐことで、情報の共有を行」うというもので心理治療のための機械らしいです。
そもそもは一方的になりがちな体験を多視点から修正し、出来事全体としてを再整理し<体験の統合>、健全なる自我Iを選び直す<自己の獲得>ことを目的としたもので、全(ZEN)+自我(I)から「ZENI」と名付けられました。(研究報告書より抜粋)
…なーんてことは作者は何も書いてなくて、私が勝手に推測したものです。
(一応、本書に散りばめられた単語を尊重しましたが)
ホントは「善+愛」かも知れないし、「膳+逢」かも、です。
Zoetrope
Embedded
Nagging
Insecurity
とかもアリですか?
- 2009/05/16(土) 23:35:46|
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