* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

「烏金」ゴメスじゃない江戸噺

烏金・「烏金」西條奈加
 光文社 2007-07
売り上げランキング : 112894
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る

因業な金貸し婆・お吟のもとへ押しかけて居候を始めた浅吉。
彼の狙いと隠された過去とは?

『金春屋ゴメス』(→過去記事)の続きを期待していましたが、成る程ここにゴメスは出られませんね。

話が逸れますが、消費者金融の広告が減ったと思ったら、弁護士事務所のが増えたような気がします。過払い金返還請求、債務整理といった内容を見てると、主たる相手は消費者金融のお得意様だった人たち。あんまり商売商売してると、正反対の立場だろうに、ちょっと同じ穴のムジナみたいよ…。

今を睨んで江戸を書くといいますか、金に汲々とする人たちが多いのは、江戸の世も今も変わらないようです。

子供(後半に登場)が健気に頑張る話というのは昔から弱くて、映画『魔女の宅急便』でもキキがデッキブラシで飛ぼうとするシーンは描写はコミカルで、映画館でも笑いを誘っていましたが、グズグズ泣いてしまいました。そんな意味で、久々に泣けた一冊。

主人公、いい男ですが簡単に女性とうまくいかないのは作者が女性だから?
☆☆☆☆☆

著者は年に一冊のペースで出版してます。
今年は『ゴメス』が文庫化されましたけど、それでお終いですかね?


「金に汲々」と書きましたが、そんなに借金する人って多いんでしょうか。

タイトルにある烏金とは「明烏のカァで借り、夕方のカァで返すことからこう呼ばれる」とのことです。高利だが、その日暮らしの者の多さと、証文いらずの手軽さで借りにくる貧乏人には事欠かないと本書にはありますが…。

でもちょっと考えれば、一日で返せる借金なら、少しづつでも貯金して借りなくても済むようにしませんか?一日分の蓄えがあれば、朝晩に金貸しのところに行く手間もない分、気楽でしょう。まして愛想のいい相手ではないのですから会わないで済ませられるのならちょっとの努力をしないのでしょうか。
寺小屋というのもあったのだし、損得勘定のできない人ばかりでもないと思いますけど。

ちなみに本書で書かれている描写から利息を見ると、烏金の利息は「一両を一日借りて四百文」、「御上は金一両を銭四千文と定めているが、いまじゃ六千四、五百文が相場だ」となると、一万円を借りて一日の利息は620円くらい。それとも構わず公定歩合で四千文に四百文で一割、一万円に千円の利息?
「最も多いお得意」は「朝六、七百文借りて品物を仕入れ」るそうですが、どのくらい売り上げるんでしょうね。

時代考証は詳しくありませんが、江戸時代に一日働くと、数日分の稼ぎになると聞いたことがあります。雨で仕事ができなくて日銭が入らない時もあると思いますが「江戸っ子は宵越しの銭は持たねぇ」と言われるのは、そうしない人も大勢いるからではないでしょうか。

視点の違いで、金貸し目線から見れば、それなりに客はいるよ、ということでしょうか。 web拍手 by FC2

  1. 2008/10/25(土) 19:47:32|
  2. books & writing|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bettty.blog4.fc2.com/tb.php/754-b5b8eba8

  

↓Amazon ツン読リスト↓
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。