・「“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)」(上)野村美月/イラスト:竹岡美穂ファミ通文庫 の 2-6-7(エンターブレイン)2008-04-28
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いよいよラストエピソード。
今回のネタ本はアンドレ=ジッドの『狭き門』
そして、流人の母親であり遠子が身を寄せる作家の櫻井叶子が登場。
果たして彼女と過去の事件との関わりはどうだったのか?
遠子の母が始める賭けとは?
今回、下巻を待って星は遠慮します。さて“勝りたるもの”とはいったい?
目次
プロローグ 自己紹介代わりの回想――あの日、彼女が願ったこと――
一章 先輩と彼女
二章 きみが裏切った日
三章 いと高く、光満ちる場所
四章 作家の嘘
五章 さよならの朝
六章 死神の二つの物語
七章 すみれの髪飾りの少女
恒例「彼女の味覚」を。
金子みすゞの詩集は、まるで桜餅のようね。甘いあんこを、桜色のつぶつぶのお餅が優しくくるんでいるの
そして『赤毛のアン』について
『赤毛のアン』は、ケーキバイキングみたいに、いろんなお菓子の味がするの。摘み立ての木苺をカスタードクリームの上に、たっぷり盛り上げたタルト。やわらかなババロアの周りを、フィンガー状のビスキュイでぐるりと囲んだシャルロット。ほろ苦いキャラメルと甘いチョコレートが層になっているトルテ……アンがギルバートと絶交をしたあと、素直になれなくて、ついつっけんどんにしてしまうところは、まるで甘酸っぱいレモンパイのようね
そして国木田独歩の短編『少年の悲哀』は
蛤と三つ葉を浮かべたすまし汁のように……澄んでいて……切なくて……夜の、潮の香りがするの……





















