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本やマンガから雑談に使える話を…

手軽な入門書?

4103413123ひとことで言う―山本夏彦箴言集
山本 夏彦

新潮社 2003-10
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「戦争に勝敗はあるが、正邪はない」「日本人は恩怨ともに忘れる」「人間は無益な殺生をするが、畜生はしない」「金で買えるものなんてたかが知れている」などなど。「週刊新潮」連載「夏彦の写真コラム」よりのひとこと集。

「ひとこと」というスタイルが欲しかったのだろうが、夏彦翁はコラムニストであって警句家ではない。存命ならば意に沿わない形かと思われる。
抜粋を付けてもやはりこの本は失敗だと思うので
★★---


以後、無駄話なので勝手に読み跳ばしてほしい。
夏彦翁は平成14年10月23日、逝去されている。

名言集としては、「何用あって月世界へ―山本夏彦名言集」が'03年7月に文庫化されている。(未読)'03年即ち平成15年である。死して半年を経て、ようやくセレクションができたかというと、これは単行本の文庫化ですでに10年を経ている。文庫化で原稿があるのなら、何故すぐに「追悼」として出さなかったのか?

新潮社は文春の文庫化に遅れること三ヶ月で「ひとことで言う」を出すが、十月ならば一周忌である。普通ならば売り上げランキングでは、570円の文庫を出した文春が1,470円の新潮に勝ってもよさそうなのに、見ると新潮社が上位にある。(もっともランキングが売り上げ点数か総額かは知らないが)

そこで「ひとこと」というスタイルである。ひとこと書いてあって、分かるとは限らない。いわゆる「バカの壁」である。壁を乗り越えるために本文があるのに、そこを抜粋で済ませるのはいかがなものか?しかし「ひとこと」と書いて「分かりやすい」と誤読させるのがこの本の看板で、本文にあるように「看板は大事である」。同時に「世はいかさま」ともある。一周忌にあてたタイミングといい、まったく「金儲けは才能」と言うしかない。
「何用あって月世界へ」は名言ではあるが、大衆への世辞はない。文春の負ける理由であろう。

そして私が金に窮するのも、才能の無さゆえと知れる。
「名言集」はそのうち読もう。 web拍手 by FC2

  1. 2005/07/03(日) 01:59:33|
  2. books & writing|
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