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マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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「光の指で触れよ」大河ドラマになる予感

「光の指で触れよ」大河ドラマになる予感
光の指で触れよ・「光の指で触れよ」池澤夏樹
 中央公論新社 2008-01
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「すばらしい新世界」の続編ということで期待していました。当時、気になっていた「宗教」というキーワードは、大学でインド哲学を学んだというアユミに引き継がれた形になったのではないでしょうか。今回の主役は母です。
父、林太郎が起こした波紋。母、アユミは娘を連れて出て行きます。息子は全寮制の高校に通いつつ、父母それぞれとつながります。

そして、今回、難しい役回りの野々宮美緒ですが、都合よく他の男が現れたりせずにキチンと失恋するところが潔いというかなんというか…。いやそれは著者の姿勢ですけど、好印象です。

本書では父母の問題などは一応の決着しますが、また新たにストーリーが始まる予感もしています。そんなことも感じているので、この本から読もうとする人には、まず「すばらしい新世界」を読んでほしいと思います。

なかなか新世界は遠いかも。
☆☆☆☆☆

目次

恋の波紋
みんなで暮らす
美緒の雅歌
子供たちの反乱
壊れた風車
アムステルダムふたたび
影の長い国
雪、降り積む
変容のゲーム
花見の宴
美緒の哀歌
風が通う家
岩手山
巡礼たち
土の匂い

以下、ネタバレ。


宗教を日常から切り離した日本人らしく、母はコミュニティを体験しスピリチュアルなものを消化してパーマネントカルチャーに着地します。父はまた別のアプローチで農業へと辿り着きます。あれこれありましたが、よく似たセンスのカップルということでしょうか。

ただまだ藤之庄に定着したばかり。そこでの暮らしやその生活から見えてくることなどが今後、語られるべきストーリーなのでしょう。それはまた数年後、今度は森介やキノコ(可南子)、下斗米卓矢、梶明日子らによってつづられることになりますか。
予感に過ぎませんが…。


で、1月刊行の割にレビューが少ないのは、読者が戸惑っているのでしょうか。
もしかして、競争を生き抜くことに必死な人に本書の内容は届かないのかも、などと思いました。
2月10日の朝日新聞で柳生博さんがこんなことを言ってました。

都会でいい暮らしをするには、競争に勝たないといけない。だんだん自分がより有利になることしか考えなくなるんだ。おれが、おれがって。
 でも、野良仕事をしてごらんなさい。木を切りすぎたら、山菜を採りすぎたら、あとで自分が困る。自然の中では、一人勝ちしたら生きていけない。人間を含めた生き物がみんな機嫌よく暮らすには、って考えられるようになる。



本書中のパーマネントカルチャーの帰結はともかく、農業や自然を見直してほしいと思います。
これは、個人的希望ね。
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  1. 2008/02/19(火) 02:21:47|
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