* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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「竜を駆る種族」実は古典だったんですね

竜を駆る種族 (ハヤカワ文庫SF)・「竜を駆る種族」ジャック・ヴァンス Jack Vance /訳:浅倉久志
 ハヤカワ文庫SF(早川書房)2006-11
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発行2006年11月…と思ったら1976年に出ていたものの新装版でした。
惑星エーリスでの部族闘争に異世界の爬虫類型生命体が絡んできて…。

評判は高いようです。以前、読んだジョージ・R・R・マーティンの「魔獣売ります」(→記事)はヴァンスの味わいを出そうという試みだとか(訳者「新装版に寄せて」より)。
恐竜を人間が飼ったらというアイデアの先駆かもしれません。

しかし、無茶なんじゃないのと思うところも多々。
・たった23人のベイシックから阿修羅、金剛、巨蜘蛛、一角竜、青面夜叉(ショウメンヤシャ)、羅刹、韋駄天などという種が生み出されるのか?
もちろん、種を超える差はないのかもしれません。チワワとグレイハウンドとブルドッグが同じイヌですから。しかしその細かい描写もないまま読み進めるのはつらいです。

・そんな品種改良花盛りななか、畑にあるのはカラスノエンドウ、ベルギャルド、ミズゴケ。
ベルギャルドってのが何かは知りませんが、せめてカラスノエンドウは育てればもう少しちゃんとした大きさの豆に品種改良できるだろうに…。

・最後に見開きで掲載されている地形図に二部族がいるわけですが、他の部族はいないの?と思わせる狭さ。せいぜい100km四方くらいの図と思えるわけで、こんな狭いところで覇権争いをしなくても、と思ってしまうのですよ。


過去の作品をその古臭さでケチをつけるのもどうかとは思います。
今と科学常識が違いますからね。

でもなぁ。これを今出して通用するかっていうとなぁ…。
☆☆☆--

新装版ならキャラ設定というか説明図でも付けてくれればいいのに。

【関連リンク】「メディヘン3」 『竜を駆る種族』暗鬱さの魅力
より深い粗筋と感想。佐藤史生の『夢みる惑星』を連想したところは同感。
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  1. 2008/01/08(火) 13:32:58|
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