* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

「鹿男あをによし」女子高の教師という青春。羨ましい?

鹿男あをによし・「鹿男あをによし」万城目学
 幻冬舎 2007-04
売り上げランキング : 10668
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る

大学の研究室を体よく休まされ、常勤講師として二学期だけという話で奈良にやってきた主人公。マドンナも出てくるし現代版の「坊っちゃん」かと思いきや、「出番だよ、先生」と呼びかけられたあたりから独自の妖しい世界が展開してきます。
姉妹校対抗戦に向けて剣道部の顧問を任されたりするあたりまではよくあるかもしれませんが、日本の危機まで風呂敷を広げるとは…。
それで「あをによし」のくだりが表紙折返しにはじき出される(本文中にはありません)のは構成として甘いのかもしれませんが、青春小説としてはアリなんでしょうか…?!

いくつかの引っ掛かりを感じつつ、全体として飽きさせず面白かったです。
ちょいと主人公とソリが合わないのは、ごく個人的な印象で。
☆☆☆☆-

[内容]

はじめに
第一章 葉月(八月)  [一節]
第二章 長月(九月)  [三節]
第三章 神無月(十月) [十節]
第四章 霜月(十一月) [一節]

一章、四章はプロローグ、エピローグというところ。
「はじめに」は…これ要りますかね。

さて、余談とネタバレを以下に。



■「あをによし」は"「青丹よし」で、建物の青色と丹色の色づかいが鮮やかで、都の眺めはグッドだなあ"という解釈が表紙折返しにあります。タイトルに絡むのに扱いがぞんざいでは?と思いつつ、本書の裏読みをしてみました。
歴史教師の同僚で「かりんとう兄弟」の片割れ、藤原君に奈良を案内されるところがあります。天理の黒塚古墳を登ったあたりで夕焼けを見るのですが、その紫の夕焼けがポイントです。
「平城京に都が還る前、都はここからもう少し南に行ったところにあったんです。距離にしたら三十キロにも満たない移動なのに、昔の都を懐かしむ和歌がいくつも詠まれています。僕はこの夕陽が見られなくなったから、みんな前の都を偲んだんじゃないかなと密かに思っています」(P.205)

青丹色というと緑みの暗い黄緑(参考サイトでは#99ab4eと)らしいのですが、青と丹色の混色としての紫こそが「あをによし」の「あをに」なのではないかという大胆すぎる提言なのではないでしょうか!
…なんてね。

参考サイト:「日本の伝統色」

■三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)を使ってなまずを鎮めて地震を抑えるというのが骨子。それで1707年の宝永の大噴火など引っ張り出してきていますが、関東大震災は鹿島大明神が遊びに行っていたからだといいます。阪神大震災は尻尾の先なんでまた別のなまずの担当ということでしょうか。ちょっと詰めが甘いんじゃない?
…とかね。
web拍手 by FC2

  1. 2007/12/10(月) 23:10:25|
  2. books & writing|
  3. トラックバック:1|
  4. コメント:0

  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bettty.blog4.fc2.com/tb.php/571-aed5b5d0

鹿男あをによし

鹿男あをによし『鹿男あをによし』(しかおとこあをによし、\'\'THE FANTASTIC DEER-MAN\'\')は、日本の男性小説家・万城目学の小説。2007年4月に書籍が刊行された。奈良の女子高に赴任した教師が奈良公園の鹿に命を受け、日本の滅亡を防ぐために奮闘するファンタジー小?...
  1. 2008/01/09(水) 09:46:34 |
  2. りさの日記

  

↓Amazon ツン読リスト↓
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。