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「憎まれ役」野にあって 蒟蒻の実 稀ならん

憎まれ役・「憎まれ役」野中広務野村克也
 文藝春秋 2007-10
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なにかと憎まれ役の回ってくるお二人の語り合い。それぞれ自分の分野のことで交互に語っていくのですが、これが蒟蒻問答といっては失礼だが、妙に噛み合います。

理由として「二人が似ているから」ということが考えられます。二人とも這い上がった男。趣味と仕事が一致した同士。共に血液型はB型。酒を飲まず、甘党。カッとしやすいなどなど。タイトル通りの「憎まれ役」はともかく、双方に圧倒的な人気の敵役がいることは納得されるでしょう。

しかし、それだけではありません。
プロ野球12球団には各70人の支配下選手がいる。つまり全部で840人。国会議員は衆参合わせて八百人弱。そして県会議員、市議会議員がいるように社会人、大学高校野球、リトルリーグという裾野がある。そんな指摘も本文中でされています。
別の本ですが、かつて日本人は戦後社会の在り方を野球に学んだとも書かれていました。ルールの前での平等、共同作業、役割分担、などなど。(それぞれが以前からあったのか検証はしていませんけど)もっとも今の球界には見習わないほうがいい点も少なくないとの指摘もあります。

政治家は歴史から判断されるべきでマスコミに判断されるべきではないという野中さんの言葉が日本で結実するとよいと思いつつ、自民党は結局、巨人軍ではないのか?とも思います。今の日本を作ってきたと言える少し前の自民党代議士がの中で(理想は各々あったとしても)、渡邉前オーナーは一体誰だったのでしょう?

二人の提言には実を結んでほしいことが多々。
☆☆☆☆-

目次は続きで。
ちなみにタイトルにある通り、蒟蒻の花というのも珍しいのですが、それより更に実は珍しいようです。この本も簡単には実を結ばないかもしれませんが…。


目次

序論 憎まれ役 世に憚る 野中広務

第一章 グローバリズムに屈した野球と政治―――危機論
 1|野球はおもしろいだけでいいのか、勝つだけでいいのか 野村克也
 2|巨人軍と自民党の凋落には同一の原因がある 野中広務
 3|大リーグって本当に強いのだろうか? 野村克也

第二章 小泉と長嶋 人気支配の落とし穴―――リーダー論
 1|「憎まれ役」だから見える「偶像」の「偽善」 野中広務
 2|パフォーマンス監督・長嶋茂雄の罪と罰 野村克也
 3|小泉さんは本当に改革派だったのか 野中広務
 4|巨人軍首脳よ、今こそ「正力遺訓」を噛みしめよ 野村克也
 5|自民党ではない、日本の自然までブッ壊した小泉改革 野中広務
 6|本当の野球は人生を考えることから始まる 野村克也

第三章 「這い上がり」だから言う、格差社会批判―――機会均等論
 1|格差社会では、野村・野中も這い上がれなかった 野中広務
 2|貧しさは経験したくないけれど、悪いことでも恥ずかしいことでもない 野村克也
 3|エリートこそ自省すべきだ。年金問題にみる心ない処理 野中広務
 4|まわりの人の犠牲で、野球ができるようになった 野村克也
 5|名選手必ずしも名監督ならず、「勝ち組」必ずしも名政治家ならず 野中広務
 6|固定観念は罪、先入観は悪 野村克也

第四章 負けない野球、負けない政治―――戦略論
 1|すべての政治は「負けない」ことからはじまる 野中広務
 2|負けない戦い方、弱小チームにはこれしかない 野村克也
 3|勝負は準備の段階でついている!「悪魔にでもひれ伏した」理由 野中広務
 4|弱者が勝つには無形の力に頼るしかない 野村克也
 5|何を以って「負け」とするか、それが勝負の奥の深さだ――加藤の乱 野中広務

第五章 V9巨人軍こそ、日本と自民党の理想だった―――組織論
 1|第二次長嶋政権以降に巨人は球界の紳士でなくなった 野村克也
 2|ファンを大事にした革新集団、それが自民党だった 野中広務
 3|久万オーナーを激昂させたチーム改革の直言 野村克也
 4|国会の出席率が私の運命を変えた! 野中広務
 5|組織の健康法と私の「カメの健康法」 野村克也

第六章 地位に恋々とせず、すべてを擲つ―――人材論
 1|人の値打ちは失敗から立ち上がるかどうかで決まる 野村克也
 2|弱者が大敵に勝つ法則。それは分断と懐柔だ 野中広務
 3|野球が好きか?新人を見きわめるポイントはこれだ 野村克也
 4|ときにはすべてを擲つ覚悟が、勝利を呼び込む 野中広務
 5|一流は弁解せず、二流は責任を転嫁する 野村克也
 6|小泉と同じ時代にバッチをつけていたくない、それが引退の真相だ 野中広務

終章 念ずれば花開く―――人生論 野村克也

五章に「V9巨人軍こそ、日本と自民党の理想だった」とありますが、その視点から「侍ジャイアンツ」を読み返すと面白いかも。チャラチャラしていたわけではないですが、「紳士」ではなかった主人公・番場蛮は巨人のなかで浮いてたはずですが、あんまり覚えてません。
ちょっと調べたら、藤田巨人の時代に対中日戦で番場蛮の甥が登板する番外編(2ページ読切り)というのが存在するようです(Wikipedia)。
見たい!
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  1. 2007/10/23(火) 20:27:05|
  2. books & writing|
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