* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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「夕子ちゃんの近道」年々歳々花相似たり…

夕子ちゃんの近道・「夕子ちゃんの近道」長嶋有
 新潮社 2006-04-27
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第一回大江健三郎賞受賞作。選考基準は大江が、可能性、成果をもっとも認めた「文学の言葉」の作品ということらしい。で、「文学の言葉」とはどんなものか?言葉の革新の手がかりと言われても…。ま、難しいのは置いといて。

アンティーク店、フラココ屋の二階で居候を始めた「僕」。店長や向かいのヤクルト専売所の裏に住む瑞枝さん。大家の八木さんと二人の孫の朝子さん、夕子ちゃん。店長の知り合いのフランソワーズ。フラココ屋周辺のいろいろな人たちが登場しながらの連作短篇が、なんとなく半年分くらい。

すごい好きな話なんですが、うまく言えません。
少し前に読んだ「美晴さんランナウェイ」と較べて、その匿名性や平々凡々な感じは共通するのだけどまったく違うのは、視点なのでしょうか?女子中学生と中年男性。
そりゃ、中年男性のほうが感情移入するわな。

で、まあここに来て失われた十年とか希望を無くした若者とか考えたり考えさせられたりしていたんですが、そんなん言っても歳々年々人同じからずというかね、個々人には出会いがあり別れがあったはずでしょうとかポコリポコリと浮かんだりして、なにがツボを押したのでしょうねぇ。ごく個人的な反応かもしれませんが。

ごく私的な評価かもしれませんが、傑作!
☆☆☆☆☆

目次とかは続きにて。今回その他も少しあります。


収録作と一言。

瑞枝さんの原付 「僕」が居候を始めて1週間。そこから始まる。
夕子ちゃんの近道 正月明け早々、店の床に薬品を塗る。
幹夫さんの前カノ まだファンヒーターを使うくらいの陽気。いつ?
朝子さんの箱 朝子さんの卒業制作が展示されるというので二月か三月くらい。
フランソワーズのフランス これはもうズバリ四月という表記があります。
僕の顔 初夏で両国の相撲といえば五月。夏場所ですね。
パリの全員 九月、パリにて。

さて、場所とか時代が曖昧ではあるのですが、少しピースをかき集めてみました。

まず場所は東京の外れに店長の実家であるフラココ屋本店があります。(「夕子ちゃんの近道」)
フラココ屋自体は「骨董タウン」と呼ばれる街の辺鄙なところにあるらしい。駅から早足でも15分以上とか。ただ区ではなく市とあります。本店まで電車を使って数時間程度のようなので、やはり東京なのか?神奈川もあり得るか。

次に時代というか何年くらいの話なのかというのを。
小説内の話題として若貴引退が出てきます(「僕の顔」)。
貴乃花は'03年1月場所で引退しているので、それ以後ではあるはず。
初出は「新潮」の'03年4月号から7月号、'04年1月号、3月号、7月号、12月号(「パリの全員」は書き下ろし)なので、'02年末から'03年9月と思われます。
さらに、貴闘力引退の話題が「幹夫さんの前カノ」であって、引退時期は'02年9月場所なので、くいちがいもなし。

ところで「フラココ」が何なのかは言うまでもないよね。

あ、あといつものサブカルネタは封印かな、と思ったらグリフィン(アンドリュー・グリフィン )てのが「パタリロ」でした。詳しくはめいめい調べてくれたまえ。
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  1. 2007/09/29(土) 01:43:13|
  2. books & writing|
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