* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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「10年後の『結婚しないかもしれない症候群』」前作:まぐれ,今回:気まぐれ?

10年後の「結婚しないかもしれない症候群」・「10年後の『結婚しないかもしれない症候群』」谷村志穂
 草思社 2003-07
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駆け出しの建築家は親戚の家を設計し、駆け出しのルポライターは友人から話を聴き出す…なんてことを「僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由」で思いました。
この本の著者も'90年に「結婚しないかもしれない症候群」を書いたときは、そんな風に知人を頼ったのだろうなと思いつつ、10年以上経ってそのまんまの技術じゃいかんだろ!というのが今回の感想。

今回、前作に登場した女性たちの十年間をインタビューするだけでは物足りないと思ったのか(確かに、それでは「あの人は今?」の庶民版だ)新たにインタビューする人を増やしたりもしていますが、それがかえって雑駁な印象になっています。

母子生活支援施設では「理想郷とは正反対」という手紙がきっかけなのに、施設側の人間しか取材をしていない様子。
自身が子供を預けるなど、時間を遣り繰りして取材に来て時間が足りないのは分かるが、あまりに表層的で突っ込みが足りないでしょう。

最終章では、取材というより講義を聴きに行った学生に戻っています。面白かったからいいけど、全体に、時代の海に泳ぐというより、波打ち際で水遊び。
出版社側も、ノンフィクションの訓練が足りないだろうから、溺れて完成しないよりは、という納得のしかたなのか。

タイトルも、前作は「結婚しないかもしれない症候群」という言葉になんとなく集約できたが(で、時流に乗ったのだけど)、今回は結晶化するほど内容がまとまらなかったから前作を引っ張り出したかな、と。きちんと中身を表すタイトルが他にあった上で、今回のタイトルがサブタイトルで顔を見せるくらいなら成功した一冊になったのかもしれません。


結論として、自分自身の晩婚・少子にYesと言いたいだけなら、知人を引っ張り出したり、本一冊書かなくてもいいでしょ、と。
☆☆☆--

最終章の面白かったとこは続きに。


ここでの主役はヘレン・フィッシャー博士。
博士は生物としてのヒトが、愛という感情を持続させるプログラムはほぼ4年で終了することを発表している。

で、今はMRIでヒトの脳をスキャニングし、恋愛時の脳内変化を解明しているところ。「恋愛のための脳の回線は子宮の中にいる時からすでに三つ、異なるものが発達する、と、フィッシャー博士は言う」(P.201)子宮の中からですかぁ?とも思いますが。

その三つとは、
一つは性的な満足を求める部分。次にロマンチックな恋愛の要素。そして、もう少し穏やかに続く愛着の部分。

で、ドーパミンのレベルに注目。
失恋は中毒と同じで危険な状態なので、必要ならドーパミンを下げるクスリ、プロザックなどが執着に対して効くのだと。これはセロトニンを上げていくということで、鬱病を治すときにもセロトニンを上げていくが、同時に性欲が落ちるようです。

また、女性ホルモンであるエストロゲンと男性ホルモンであるテストステロンがそれぞれに関連する思考とは?

ロボトミーなどという荒っぽいやり方ではなく、ケミカルにヒトの思考を操作する時代は近い…かもしれません。
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  1. 2007/09/03(月) 22:57:13|
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