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* Bettty NOTE *
本やマンガから雑談に使える話を…

「神はダイスを遊ばない」装丁家は遊んでますねぇ

神はダイスを遊ばない・「神はダイスを遊ばない」森巣博
 新潮文庫(新潮社) 2003-11
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著者はオーストラリアを拠点にする「常打ち賭人」。
で得意なのは「牌九(パイガオ」)」と呼ばれるゲーム。基本ルールは後述。

で、賭博エッセイみたいなのかなと思っていたら、後半は物語になってきて、牌九の説明は7割を越えてから。なんだか何でもありで、エッセイでもなく小説にも不十分という点では、解説で高橋源一郎が『「外」の人』と書く一番の理由はこれかな、と。

オビに「阿佐田哲也を超える賭博文学の最高峰!」とありますが、阿佐田さんが麻雀メインで取っ付きにくい(私、麻雀ダメなんですよ)のに較べれば楽しめました。
で、阿佐田さんが賭博を「破滅の美学」で捉えたとすると、著者はカシノでの勝負を「合意の略奪戦争」と位置づけ前者の思想を受容できない沈没の思想と捉えるのもポイント。そーゆー浪花節が好きな人には合わないかも。賭博とギャンブルの違いというんでしょうか。
また、「常打ち」賭人はカシノの自称プロとも違うものだと。
あれこれ説得力があるのには'94年度全豪牌九選手権者という肩書きも効いてます。

面白いけど、文学的引用などが多少邪魔臭く…。
☆☆☆☆-

第一章 知れば知るほど負けるもの
第二章 すべての人は敗者(ルーザー)だ
第三章 遊戯賭博と略奪闘争
第四章 所持することが許された無知
第五章 最大のリスクは、リスクを取らないこと
第六章 慣れねばならず、慣れてはならず
第七章 ささやかに心中に記念されるもの
第八章 転がるのは良い、立ち上がらないのはいけない
第九章 タンゴを踊るには二人が必要だ
第十章 博奕(ばくち)に必要なのは、確信である
第十一章 春遥か 妄想ばかり 苦しゅうて
第十二章 新しい基準という厄介
第十三章 神はダイスを遊ばない
あとがき 

「外」の人、ヒロシ・モリス 高橋源一郎

基本ルールなど、遊びたいひとは楽屋サイトへ。
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  1. 2007/08/20(月) 00:43:50|
  2. books & writing|
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