* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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「エロマンガ島の三人」悲劇の島ということを知ると複雑ですが…

エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集・「エロマンガ島の三人 長嶋有異色作品集」長嶋有
 エンターブレイン 2007-05-31
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第1回大江賞受賞後、初作品集。ちなみに受賞作は「夕子ちゃんの近道」。

「アルバトロスの夜」以外はフジモトマサルさんの口絵があります。この作品はWebのSF誌に掲載されたもので、絵にするのは難しそうですが、その分だけ絵で見たかった作品です。残念!

あまり人には薦めませんが、ファン必読の一冊!
☆☆☆☆-

目次
エロマンガ島の三人(原案 バカタール加藤)
 ニューカレドニアもあるバヌアツ共和国。そこに実在するエロマンガ島でエロマンガを読むという企画がゲーム誌でなぜか通った。淡々と長嶋ワールドが展開する。
 タイトルにある「悲劇の島」はネットででも探してください。多分、ほとんどの人が知らない歴史かと思います(私も知りませんでした)。この作品が端緒となれば、という想いが著者にあったかはわかりません。西洋文明に対するアンチテーゼとまではいかないまでも、西洋文明がカバーしきれない存在を書くことは、著者らしい部分でしょうか。
(その点、未整理ながら「…おまけ…」で)
 ポツリと出てくる「五郎八航空」や「やつらの足音のバラード」がツボを突く選択。

女神の石
 廃墟となったビルで暮らす男女4人とマモル。彼らは取り残されたのか?

アルバトロスの夜
 夜間プレーのゴルフ場と男女。だんだん話が歪んでくる。

ケージ、アンプル、箱
 「パラレル」の津田を主役にした短篇。

青色LED
 登場人物はイニシャルだが、表題作の番外篇のような扱い。

補遺
 各話の自註。いしかわじゅんさんがよくやってましたが、他にあんまりする人っていませんね。



「西洋文明がカバーしきれない存在」が何かということは、実はよくわかってないんで直感半分なんですがね。例えば、フランス人オタクが広島のアニメフェスのついでに立川志らく師匠の落語に笑いながら、フランスに残してきた彼女を想う…と翻案(?)してもわかりにくいしなぁ。でも、長嶋有にはあってフランスの小説(よう知らんけど)にはない雰囲気かなぁ、と。
過去になにがあったとしても、生きてる人はその人なりの事情で動くし、しかし忘れてはいけないこともある、積み重なった歴史を感じさせる重層的な作品と思うのは誤読でしょうか…。

時代に寄添い過ぎて、時代を越えられない危うさも感じつつ。
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  1. 2007/08/16(木) 00:23:52|
  2. books & writing|
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