* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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「タフの方舟」環境エンジニアリングでできること、できないこと

タフの方舟 2 天の果実・「タフの方舟 2 天の果実」ジョージ・R・R・マーティン/酒井昭伸
 ハヤカワ文庫SF(早川書房) 2005-05-25
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原題は「TUF VOYAGING」
先の千年紀に地球連邦帝国が生物戦争用に作った超巨大宇宙船<胚種船>、これがすなわち「方舟」。 方舟を手に入れた宇宙商人ハヴィランド・タフの活躍を描く連作集。
1巻で引っ掛かっていた人口過剰惑星シリーズ2編を含む第2巻。

1巻を読んだときと同じように、なんとなく疲れていて、苦いコーヒーとあんまり感情的に重たくならなくていいSFが欲しくなるときに手に取ってしまったのは何故なんでしょうか…。偶然?

完結編として軽いのからやや重いのまで。
決して固くはないので楽しめました。
☆☆☆☆-

目次
第四話 タフ再臨 Second Helpings
タフが五年ぶりにス=ウスラムにやってくると、状況は…。

第五話 魔獣売ります A Beast for Norn
惑星ライロニカでは十二高家が獣を戦わせる闘戯窖(とうぎあな)があった。

第六話 わが名はモーセ Call Him Moses
環境戦争を仕掛けた宗教的煽動家を軽くひねるタフ。軽すぎて商売っ気が…。

第七話 天の果実 Manna from Heaven
ス=ウスラム最終章。いろいろ思うところはあるので、ネタバレありで続きへ。



結末については、まず読んでもらうとして…、
トリー・ミューンはもう一つの選択をすることもできたのではないでしょうか?
春秋に義戦なし、とはいえ、進むも地獄、退くも地獄なら、より被害の小さいほうを選ぶのが為政者ではないの?戦争災害がいかに大きかったとしても、コンマ数パーセントの生存率と取り返しがつかないほど狂ってしまう惑星生態系よりはマシだと思えます。
そのほうが惑星住民への学習効果もあるかもしれませんし…。
とはいえ、先の戦争から日本国民が何を学んだのか…ねぇ…。

「思考を停止することによって、あなたはひとつの選択をしているのです」
そう話すタフの言葉に嘘はないでしょうが、トリーに委ねられた決断は重過ぎます。
思考を停止してきたのは、歴代の総相であり市民たちですから。
また、この辺り、今の日本や地球を想像したりして耳が痛いですね。

話は唐突に跳びますが、北村薫さんで「秋の花」(☆☆☆☆☆!)という作品を思い出しました。傾向は全く違いますけどね。で、それをざっと読み直して…
タフにも生きていくうえでの「無念」というものがあるのでしょうし、「人を思って泣く涙が落ち、そこから、生えた」という断腸花(だんちょうか)はトリーの足元にも生えたのではないでしょうか。

「タフさんは野菊のような人だ」とまでは言いませんが。
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  1. 2007/07/19(木) 22:52:03|
  2. books & writing|
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