・「天狗童子―本朝奇談(にほんふしぎばなし)」
佐藤さとる
あかね書房 2006-06
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否含山の与平に預けられた九郎丸はカラス天狗で、そして?!
「コロボックルの」と言われることが多いだろう作者の、歴史ファンタジー。
時代ものは「きつね三吉」などありますが、伊勢宗瑞(北条早雲)、三浦道寸の名前も出てきて、ここまで具体的な歴史を背景にするのはなかったはずです。
でもそれで堅苦しくなるのではなく、
カラス天狗に変化するためのカラス蓑や不思議な作りの天狗館など小道具、大道具を散りばめてファンタジー童話の雰囲気で楽しめます。
久々の新刊に喜びつつ。
★★★★★
否含山から大山へ鎌倉へ
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堅苦しく本朝奇談
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