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* Bettty NOTE *
本やマンガから雑談に使える話を…

三十路手前の青春

笑う招き猫・「笑う招き猫」山本幸久
 集英社 2003-12

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女性漫才コンビの青春モノ。
時間にして、事務所に所属しての初ライブから1年くらいでしょうか。
ネタとしては少ないんで「マンザイ」部分を「ええから加減」のように期待すると…ちょっと。
でも、奇妙な唄を織り込んだりして、だれさせません。一気読みです。

NHKで勝ち抜いてて、民放・深夜枠の話が来て、でもネタの面白さよりキャラが立ってる面白さだと終わり近くに指摘されて、ずっとマンザイするとは思えないよねぇ…。
まだまだ続きそうな結末に引っ掛かるのは、作者の罠に落ちたということか?
「幸福ロケット」にアカコとヒトミの話が出てくるらしいので(手塚治虫のスターシステムに憧れてるらしい)著作を追いかければ後日譚がわかるのかな?!

マンザイものとしてより、青春ものとしてお勧め。
でもこれからが面白いと思うんだよね。
★★★★-

カネコアツシのクセのある表紙絵は好かない。どこかのレビューで「北陽」を思わせるってあって、漫才ネタは知らないけど北陽の伊藤さんと本書のアカコはキュートということでは通じるか、と。

主人公の一人、ヒトミは貧乏なんで移動にはもっぱら自転車を使う。
四谷三丁目の事務所にも、用賀にある相方の家へも。
で、自転車で走るのが好きな人には、そこここに嬉しい描写が。

そんななか、多分以下の部分は落語の「黄金餅」を意識してるに違いない。

参宮橋から高速の脇をしばらく走って、甲州街道を渡る。途中、酔っ払いのサラリーマンに「ネエチャン、がんばってるねえ」と声援をおくられた。十二社(じゅうにそう)通りをまっすぐ走っていけば、右手には夜空にそびえ立つ高層ビル群が見える。成子坂下を左に折れて青梅街道に入り、神田川を渡る。中野坂上を今度は右に折れて山手通り。この下を都営大江戸線が走っている。氷川神社あたりから上り坂だが、たいしたことはない。JRが下を通る桜川橋を渡って右に。そしてヒトミはJR東中野駅の東口に到着した。ふうう。(P.136)


この「ふうう」がポイントでしょう。

10年近く乗った愛車レッドバロンは「東京農大の前を過ぎ」て角を曲がる時にクラッシュ。修理待ちのままエンディングを迎えてしまいます。頑張れ!レッドバロン!!

さらに細かいツッコミを入れると「農大の前」と言ったら南側・世田谷通りだろう。用賀から経堂へ向かうのだからそれもあるだろうが、すべった後輪に対し「ハンドルを左に」切るのだから右折だろう。したらそれは北西側だから「農大の横」じゃないのか?我ながら細かすぎ。軽く流してください。

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  1. 2006/09/06(水) 00:51:43|
  2. books & writing|
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