FC2ブログ




* Bettty NOTE *
本やマンガから雑談に使える話を…

コラム界の高倉健といったら言い過ぎか?!

毒言独語
山本 夏彦

中央公論新社 2003-09
売り上げランキング : 90,318

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

それは、影響を受けること仁侠映画並みだからである。その筋の映画を観た人は、軒並み肩を怒らして映画館を出てくるというが、夏彦翁の文章を読むと自分の文体が変わるのがわかる。何故かといわれてもよく判らないが。

「問答無用のこともある」「タダほど悪いものはない」などタイトルだけで内容の察しがつくものもある。ただ堅物には呑み込めないものもありそうで、以前、石油ショックの折、トイレットペーパーは何処にあるのか?皆の家の押入れにある、と書いていた。

今回、「消えた立派な顔の持主」という短文があって「人が一つの職業に執着して、三、四十年きびしい修業をつめば、おのずとそれは容貌にあらわれた」とある。今は滅びたとあるので推測するしかないが、専門といえどさほど分化されていない仕事、代々の知恵とともにある仕事が個人の人格を高めたか。

自分の周囲を見てみると、仕事をするなら今は得意分野を伸ばせ、という。人は余るほどいる。不得手ならば人を雇えばいいという。全て一人でやることは効率的でないという。効率、効率と「何をそんなに急ぐのか」という短文もあるので、また本文へと戻る(なんだか釈迦の手の中を飛ぶ孫悟空の気分)。

個人の時代は去ったという。「現代人は企業や組織のなかで、からくも権威ある人なのである」といわれて、うなづきつつも、承服しかねる人に
★★★★- web拍手 by FC2

  1. 2005/03/19(土) 22:32:10|
  2. books & writing|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bettty.blog4.fc2.com/tb.php/21-30de5c86

  

↓Amazon ツン読リスト↓