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* Bettty NOTE *
本やマンガから雑談に使える話を…

本の一息コメント[3月]

「国家の品格」藤原正彦,新潮社
近代的合理精神の限界が来ている。それは論理を徹底したからだが、理屈と膏薬はどこにでもつくので、論理だけでは問題解決には役立たない。そこで著者の言うには、新渡戸稲造の武士道はどうか、と。卑怯を憎み情緒と形を重んじれば、国家は品格を取り戻し世界は敬意を払うだろう、とまあこんな感じ。
考え方としては納得できますが、論理・合理を否定しないで情緒と形を重んじるところまで人は成熟することができますか?「国民は永遠に成熟しない」のに。
それでも注目★★-

「スープ・オペラ」阿川佐和子,新潮社
突然、叔母が出ていって一人暮らしを始めた主人公だが、そこに老人と年下の男二人が同居することになって…。全22話。TVシリーズを意識したくらいの分量か。
ただ、人の庭に勝手に入って絵を描いていたという老人の登場シーンが嫌いで(その後、彼の性格や喋りは悪い感じはしないのだが)そこから先は飛ばし読み。
ここら辺からNHK朝の連ドラと同じように、粗筋だけ追いかける感じ。
まあまあ面白いんだが、それで?
投げた自分はこれ以上を語れず中立的な意味で★★-

「気球に乗って五週間」ジュール ヴェルヌ(Jules Verne)・手塚伸一,集英社
原著出版は1863年、物語の舞台は1862年。エンジンやプロペラを装備した飛行船が実用化する直前のヨーロッパ気球ブームの時代にファーガソン博士はアフリカ横断に乗り出す!
いやもう年代的には時代小説なんで(日本では「御宿かわせみ」の頃ですよ)技術史まで絡めて読むとまた大変。まあそんなに考証が気になるわけではありませんが、そんなアプローチもまた面白いかと思います。
お話としては飛行船という仕掛けを充分に生かし、かつドンデン返しもあり★★★

・「ひとがた流し」北村薫,朝日新聞夕刊連載
木曜に完結。親兄弟ではないが、近しい友人を失う物語。社会人になるとき同期で入った友人が、数年前亡くなったときのことなど思い出す。私はM.ドラクロワの版画を見るたびに彼のことを思うのだろうなどと…。


国家の品格
スープ・オペラ
気球に乗って五週間

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  1. 2006/03/25(土) 23:59:59|
  2. books & writing|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

  

コメント

いつもながら、読書量の多さにただただ関心!!
興味をひくものを色々読んでいるのですね。僕なんか、ハウツーものとか、必要に迫られたものぐらいしか本を買わないし。
すいません。内容が無いコメントでした~。
  1. 【2006/03/26 19:25】 URL | やまと #- [ 編集]

そろそろ本業が忙しくなってきて、読書量も減少気味です。
で、ネット時間も減ってきてコメントチェックも遅くなって申し訳ないです~。

また覗いてください。
  1. 【2006/03/30 01:47】 URL | bettty #- [ 編集]

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