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マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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『横道世之介』懐メロっていえばそうなんだけど…

横道世之介横道世之介
吉田修一

毎日新聞社 2009-09-16
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裏表紙まで含めて見ると世之介の顔が見えてきますが、なんか違和感。ボンヤリとはしてますが、小ざっぱりしてるのはちょっと・・・。

前回の楽しい大学生活ものが読みたくて手に取った本です。

主人公、世之介の大学入学からの一年間と差し込まれる現在の世之介ではない人たちのエピソードが描かれます。

そうなんです。今の大学生の話じゃないんです。

作中に世之介の祖母の年齢が出てきますが、1914年生まれで72歳。てことは1986、7年?映画「ハチ公物語」や大韓航空機爆破事件からすると1987年ですね。

作者は1968年、長崎県生まれ。法政大学卒です。
1987年に19歳になる主人公と重なります。
まだ看護士が看護婦だったり、バブルの時期だったりします。
ケータイも(iモードが1999年ですから)まだまだ。

同世代の自分には懐かしい感じです。
もっとも全然、生活環境は違うのですけど。
そうそう。うちの大学で雑誌の「POPEYE」をもじって「OPPEYE」なんてミニコミ誌みたいなのがあったなぁ(あのロゴ使って)。本家「POPEYE」だってポパイがキャラクターでブルータス、オリーブと続いたけど、そもそも「POP EYE」とかで企画書を書いたんだろうなぁ。

大学一年。まだ先はまったく見えず、自分がどうなっていくかなんて全然わからなかったころだった…ように記憶してます。
本に話を戻すと、楽しいばかりじゃなく少し苦く描かれていて、リアルっていえばリアルです。

ちょっと懐メロが入りました。

「僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない」(ポール・ニザン)

それでも、切り取られた“あの頃”は懐かしく、やっぱり美しく見えるんですよね。

新生児室に並んだ赤ちゃんたちをガラス越しに覗き込んでいる若い男性とおばさんの写真。成田空港だろうか、遠くでキスする白人のカップルを不思議そうに見ている男の子の写真。同じく成田空港だろうか、若い男が年配の男性に航空チケットを渡している写真。なぜか犬のお尻の写真。おそらくどこかの公園をブリキの皿を持って歩いていくおばあさんの後ろ姿。一本だけ幹から伸びた枝に小さな花びらをつけた桜の写真。そして最後が新宿駅東口広場の交番であくびをしている若い警官の写真。

さらなる余談。もうどうでもいいこと。


呼び捨てで呼ばれたことが一人にだけあります(親ではなくてね)。あれって慣れてないと身体がむず痒いような気もしますが、女の子が背伸びしてるようで可愛く思えたりするんですよね。本作のヒロイン、祥子ちゃんは同級生。
こっちが「ちゃん付け」なのに呼び捨てかよ、と当時なら思ったでしょうか。
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  1. 2013/01/31(木) 00:23:11|
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