* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

『珈琲屋の人々』熱々の苦味を

珈琲屋の人々珈琲屋の人々
池永陽

双葉社 2009-01-21
売り上げランキング : 191268

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

このところコーヒーづいてますかね。前回といっても八月の記事「Coffee blues」とはまた違った店を。
ちょっと、ほんのちょっとだけアンクルトリスを思わせる中川学の装画

「珈琲屋」の売りは熱々のコーヒーです。
店主いわく「熱いというのは温度だけを考えればそれ以上のものはないということで、お客さんは満足せざるを得ないということです」まあ、味のほうも折紙つきとも言ってますが。

さて熱々のコーヒーとはどんなものでしょうか、想像してみました。
抽出する湯の温度が高いと、味の総量が増え、苦味成分の比率が大きくなります。
温度が高くなると、成分の足が速くなります。酸味成分はもともと足が速いので、さらに速くなっても粉の中心部から表面にたどり着く量はあまり変わりませんが、苦味成分は足が遅いので、湯の温度が高くなることによって表面までたどり着ける量はぐんと増えます。

ただコーヒーの味を変える抽出時の要素は湯の温度以外にも、抽出時間、粉の大きさがありますので、酸味と苦味のバランスが湯の温度で決定するわけではありません。

あと器具はどうでしょう。表紙にはサイフォンが描かれています。(本文中にも「サイフォンをセットする」とありました)サイフォン抽出は味の安定度の高い方法です。シンプルな反面、原料を選ぶとも言われます。サイフォンは加熱して水蒸気を膨張させ、湯を押し上げて抽出するので、湯の温度はおのずと高温になります。(以上、ウンチクは「コーヒー「こつ」の科学」より)

苦味がきいている味とは言えそうですが、残念、よくわかりません。

主人公・宗田行介は過去に地上げ屋を殺したことのある男。八年服役して、出所してほぼ一年。三十七歳だそうです。

話はオジサン向けな人情モノ。好きな女性がいて、でも自分は前科者だからと告白もせず、昔なじみの友人と細々とコーヒー屋を営む。線が細いかというと、柔道でインターハイまで行ったこともある。
昭和だねぇ…。

クールとも少し違う、店主は胸の奥に熱いものを秘めた感じです。

コーヒー「こつ」の科学―コーヒーを正しく知るためにコーヒー「こつ」の科学―コーヒーを正しく知るために
石脇 智広

柴田書店 2008-09-01
売り上げランキング : 13166

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


余談としての時代背景を。

時代ははっきり書かれませんが、行介が地上げ屋を殺したのは「バブル景気が終りにさしかかったころ」とあります。そう考えるとそれから約十年(判決が出るまで一年、服役して八年、出所してから一年)。90年代頭から十年してゼロ年代頭の話かと思いました。

しかし、社会人一年目ぐらい、行介が冬子とつきあい始めてすぐのころ、映画に行ったとの記述がありました。
アメリカ映画「恋人までの距離」です。
日本公開が1995年9月!

行介は大卒なので1995年に22歳とすると1973年生まれ。37歳だと2010年、まあ出版日にあわせて2009年とすると、事件は1999年頃。

微妙にずれるなぁ。

誰かこのモヤモヤをどうにかして。

あと「Coffee blues」の弓島大は1961年生まれ。一回りも若いんだぁ。

web拍手 by FC2

  1. 2012/12/26(水) 05:13:10|
  2. books & writing|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0

  

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bettty.blog4.fc2.com/tb.php/1187-21b03e8a

  

↓Amazon ツン読リスト↓
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。