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マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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『南極点のピアピア動画』それでもSF小説

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
野尻抱介

早川書房 2012-02-23
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ヴォーカロイドと動画サイトの未来という内容。
しまった、3月9日はミクの日だったというのに~。

内容は連作4編。
・南極点のピアピア動画
・コンビニエンスなピアピア動画
・歌う潜水艦とピアピア動画
・星間文明とピアピア動画

ラノベっぽいというか「ふわふわの泉」っぽいというか、このところ(といっても、これが5年ぶりの新刊なのだけど)の作風とはちょっと違う感じです。

でもやっぱりSF小説。
一番の理由はヴォーカロイドの名前。「小隅レイ」です。

もちろん由来は「小隅黎」。
日本初のSF同人誌〈宇宙塵〉を、1957年5月の創刊時より一貫して主宰、編集してこられた、SF作家・翻訳家の柴野拓美氏のペンネームです。
(氏は2010年1月16日に逝去されました)

小惑星探査機「はやぶさ」は「イトカワ」(日本のロケット開発の父・糸川英夫に由来。糸川英夫氏が、一式戦闘機 隼の設計に関わったから)につながります。
(鶏と玉子のようでわかりにくいが、「はやぶさ」が先らしい)

作者は「小隅レイ」を採用することでSFの系譜に連ならんという自負を示した、と思うわけです。
この「つながり」というのがラノベとの大きな差だと思うのですが。

あまりにも御都合主義で楽観的な内容といわれれば、東日本大震災後の今時、深刻ぶっていられないでしょ、とも思います。前回の記事でいうなら「やる気を失くしたインテリ男」より「粗野だがバイタリティーあふれる男」を選んだというところでしょう
(本作では後半2作が震災後の発表)。

糸川、はやぶさにつながる何が何でも宇宙志向というDNAは自分にはないと思いますけどね、このくらいお手軽に宇宙に道が開けるのなら、覗いてみたくはありますな。

作中曲でもある「ハジメテノオト」は以下。本書を読んできたというコメント多し。


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  1. 2012/03/10(土) 23:09:00|
  2. books & writing|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2

  

コメント

なんと!小隅黎、死んでたとは・・・知りませんでしたよ、残念。ホーガンとセットでその名前は刷り込まれてるもんで。ホーガンも死去しちゃいましたしね・・・。なんとなぁくこの訳者だと知らない作家でも読んでもいいかな?なんて気になりましたね。
  1. 【2012/03/11 16:06】 URL | mtkw #- [ 編集]

私も小隅黎は訳者としてしか知りませんねぇ。
本書は雰囲気は軽いですから、ちょっと硬めに「沈黙のフライバイ」「太陽の簒奪者」辺りがお勧めでしょうか。

最近のハードSFで面白いのがありましたらまた教えてください。
  1. 【2012/03/13 02:06】 URL | Bettty #- [ 編集]

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