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* Bettty NOTE *
本やマンガから雑談に使える話を…

『引き出しの中の家』人の無念と希望と

引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)
作:朽木祥/画:金子恵

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20世紀と21世紀の小さい人たちのお話。
佐藤さとるさんのコロボックルシリーズが大好きな私としては大当たりです。
(現代のコロボックルのお話としては「東京コロボックル」もお勧め)

今、ちょうど「借りぐらしのアリエッティ」が公開直前です。原作「床下の小人たち」は以前読んでピンと来なかったのですが、ジブリが映画化する今なら宮崎駿さんの言う「今の時代にぴったり」かもしれません。
そんなことを思いつつ、画の金子恵さんが「神去なあなあ日常」で印象的でしたので、こちらを手に取りました。
ざっくり言うなら、細かい描写が女性向けといいますか、女性目線のコロボックル(ここでは「花明かり」)ストーリー。友情というか心の交流というかが描かれます。
(ざっくり過ぎますか?)
でも、多分男性でも引き込まれるストーリーだと思います。
ちょっと「夕凪の街 桜の国」を思い出しました。
二部構成だからだけではなくて…。


さて、目線を変えて、舞台はどこなのかを少し考えてみたいと思います。

お話に出てくるキーワードは「散在が池」(P.254)や電車で二駅の「盆栽村」(P.265)。
散在が池というと、神奈川県鎌倉市今泉台。
盆栽村というと、さいたま市北区盆栽町が有名です。

散在が池は「かはたれ」の舞台でもあります。「山も海も近い」(P.310)という立地からすると鎌倉が有力かなぁ。
佐藤さとるさんのコロボックルも多分、神奈川が舞台ですしねぇ。


ちょっと甘過ぎかもしれませんが。
☆☆☆☆☆

アドベントカレンダーは知っていましたが、ツリーは初めて聞きました。

目次

第一部 七重と独楽子 一九六*年
序章  楓の林
第一章 ウサギ
第二章 引き出しの中の家
第三章 不思議な覚え書
第四章 チューリップの樹
第五章 だれかが……
第六章 小さいお客
第七章 花明かりの贈りもの
第八章 お茶会
第九章 紅葉狩り
第十章 手紙
終章  切りとられたはしご

第二部 薫と桜子 二〇〇*年
序章   やってきた子ども
第一章  消えた桜貝
第二章  おもちゃ箱
第三章  七枚の花びら
第四章  クッキーの上の手型
第五章  ピンクの砂糖衣
第六章  サンタよりも気になること
第七章  南天の独楽
第八章  竹の花
第九章  ベルベットの宝石箱
第十章  瑠璃
第十一章 かわいそうな子ども
第十二章 魔法の手
第十三章 スノードロップにもたれる人
第十四章 ミニチュアのジャム
第十五章 スケッチ
第十六章 春が来た!
第十七章 思いがけない贈りもの
終章   桜の約束

~簡単でおいしい、バターミルククッキーの作り方~
が巻末に。

「東京コロボックル」については以下。

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「東京コロボックル」七話の他、「美しき町」「病気になったトモコさん」「バスで四時に」「私の知ってるあの子のこと」「奥村さんのお茄子」を収録。

「奥村さんのお茄子」が有名。未読の方はぜひ。

「東京コロボックル」は赤羽生まれの女性コロボックル。今は落合に棲んでいます。
生活と仕事と結婚問題などが扱われるのが、掲載誌の「Hanako」らしく…。

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  1. 2010/07/14(水) 13:01:48|
  2. books & writing|
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