・「普通の家族がいちばん怖い―徹底調査!破滅する日本の食卓」岩村暢子新潮社 2007-10
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『美味しんぼ』(101)(過去記事はこちら)でも紹介されていた著者の、ただし別の本。紹介されてた『変わる家族 変わる食卓』(勁草書房 '03年4月刊)が図書館になかったんで…。
内容は1999年〜2000年と2004年〜2005年の2回にわたって、総計223世帯を対象にして行われた「フツウの家族の実態調査(クリスマス・お正月編)」を元にした報告です。
定性調査ということで、傾向はわかっても数値化されていなかったり、正直、未整理な感じもあります。ただ社会学者が指摘してこなかった分野での日本の異常があぶり出されている点では評価されていいのではないでしょうか。
では、どうしたらいいのか、という点が書かれていないという評もありましたが、そんな簡単な問題ではありませんよね。
我が身を振り返りつつ、抱えていく、事あるごとに思い出し考えてみる問題という気がします。
隣は何をする人ぞ、では済まされないことです。
☆☆☆☆☆
内容は以下。ここだけでも見てもらえると…。
プロローグ 普通の家族を知りたい
サンタに手紙を書く18歳の男の子/「夢」のない子って怖い/殺伐とした元旦の食卓/「フツウの家族の実態調査」について
第一章 してもらえる「お客様」でいたい
上げ膳据え膳してもらうお正月/「女って辛い」主婦の本音/伝わらない御節/いまどきの嫁の気遣い/お年玉を貰う親たち/テレビに門松、ポプリのお屠蘇/お正月なんて「やめたい」
第二章 好き嫌いで変える
キッチンもトイレもクリスマス/クリスマス料理は舞台装置/やりたいことだけ「伝承」/雑煮の味も「私の好み」/「決まってること」は苦手/自分ペースで「一緒」に/無理しない、頑張らない/反転する「私」
第三章 子供中心、私中心
子供を「喜ばせたい」親たち/「子供」はツール/「お子様」は主役/子供に媚び売る親たち/「子育て優先」の実態
第四章 うるさい親にはなりたくない
「見せて」伝える伝統/語らない親たち/みんなと同じにしてあげたい/「好きにさせる」お手伝い/思い出作りしたい親たち
第五章 一緒にいられない家族たち
麦茶、牛乳のお屠蘇/バラバラが嬉しいお正月/子供の数だけツリーとケーキ/喪中より受験/みんなが触れ合う日/ハレの日だけ「家族一緒」
第六章 ノリで繋がる家族
「楽しい」ことがいちばん大事/現金?み取りで燃える/盛り上がれば「一緒」/子供を躾けない理由/偽装する家族
第七章 普通の家族がいちばん怖い
エピローグ 現実を見ない親たち
あとがき
























