* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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『南極点のピアピア動画』それでもSF小説

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
野尻抱介

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ヴォーカロイドと動画サイトの未来という内容。
しまった、3月9日はミクの日だったというのに~。

内容は連作4編。
・南極点のピアピア動画
・コンビニエンスなピアピア動画
・歌う潜水艦とピアピア動画
・星間文明とピアピア動画

ラノベっぽいというか「ふわふわの泉」っぽいというか、このところ(といっても、これが5年ぶりの新刊なのだけど)の作風とはちょっと違う感じです。

でもやっぱりSF小説。
一番の理由はヴォーカロイドの名前。「小隅レイ」です。

もちろん由来は「小隅黎」。
日本初のSF同人誌〈宇宙塵〉を、1957年5月の創刊時より一貫して主宰、編集してこられた、SF作家・翻訳家の柴野拓美氏のペンネームです。
(氏は2010年1月16日に逝去されました)

小惑星探査機「はやぶさ」は「イトカワ」(日本のロケット開発の父・糸川英夫に由来。糸川英夫氏が、一式戦闘機 隼の設計に関わったから)につながります。
(鶏と玉子のようでわかりにくいが、「はやぶさ」が先らしい)

作者は「小隅レイ」を採用することでSFの系譜に連ならんという自負を示した、と思うわけです。
この「つながり」というのがラノベとの大きな差だと思うのですが。

あまりにも御都合主義で楽観的な内容といわれれば、東日本大震災後の今時、深刻ぶっていられないでしょ、とも思います。前回の記事でいうなら「やる気を失くしたインテリ男」より「粗野だがバイタリティーあふれる男」を選んだというところでしょう
(本作では後半2作が震災後の発表)。

糸川、はやぶさにつながる何が何でも宇宙志向というDNAは自分にはないと思いますけどね、このくらいお手軽に宇宙に道が開けるのなら、覗いてみたくはありますな。

作中曲でもある「ハジメテノオト」は以下。本書を読んできたというコメント多し。


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  1. 2012/03/10(土) 23:09:00|
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「魔法使いとランデヴー」パワー不足を女子高生で補うってことは…

魔法使いとランデヴー (富士見ファンタジア文庫 38-24 ロケットガール 4)・「魔法使いとランデヴー ロケットガール 4」野尻抱介/イラスト:むっちりむうにい
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体重の軽い女子高生を宇宙飛行士にすることでロケットのパワー不足を補うことから始まった「ロケットガール」。久々の4作目。今年2月にはアニメ化もされました。
本作もアニメとタイアップして年明けに刊行されるはずだったようですが…。二段式ロケット?というか固体補助ブースター付き?

収録は短編3作と中編の表題作。
どうしても読み応えのあるのは中編ですねぇ。
ロケットのパワー不足を女子高生で補うという話の構造は、つまりストーリー展開のパワー不足を萌え要素で補うことでもあるのかもしれません。。
その点、今回はキャラが弱い気もします。そこが補完しないと地味なエピソードになってしまうのは辛いところ。
久しぶりのガールズに著者が馴染めてないのかも。

旧版1巻から12年。物語やキャラクターの耐用年数はいっぱいいっぱいな気もします。
続編はあるんでしょうか?

アイデアは秀逸ですが、やはり前3作のほうが面白かった。
☆☆☆--

あと、カラー口絵もいいのですが、内容はけっこうハードなんだし、メカニックとかの絵や解説も欲しい。ってか富士見さんお願い!

目次(と少々)

第一話 ムーンフェイスをぶっとばせ
 無重力状態になると顔がむくむ現象をムーンフェイスといいます…。
 (これ軌道力学が分かりにくいです。図とか欲しいなぁ)

第二話 クリスマス・ミッション
 パラフォイルによるピンポイント着陸でX'masストーリーは実現するか?

第三話 対決!聖戦士VS女子高生
 今やどこでも語られるテロ話。'02年ですし、比較的早いほうかもしれませんが…。

第四話 魔法使いとランデヴー
 小惑星探査機「はやぶさ」のエピソードを「はちどり」に替えて…というと地味な感じがしますが、ロケットガールの一人であるマツリのエピソードに絡めて、これこそ「ロケットガール」ストーリー。
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  1. 2007/09/27(木) 23:32:22|
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「沈黙のフライバイ」リアルで地味なのが味。通好み!

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)
野尻 抱介

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久々に「ロケットガール」の新刊が出ましたが、こっちの感想を書くのを忘れてました。

ハードSFというよりリアル宇宙小説という感じでしょうか。もちろん空想部分もあるんですが、少し先には実現するかも、くらいのレベルです。
「何用あって月世界へ」(山本夏彦)てのも解るのですが、もっと遠くへという気持ちにもワクワクする、トウの立ったSFファン向けでしょうか。

ちょっとシニカルな表題作もいいけど、個人的には「大風呂敷と蜘蛛の糸」を大石まさるのマンガで見たいなぁ。主人公、女の子で萌え要素というか華があるし。

万人向けではありませんが。
☆☆☆☆-

目次

「沈黙のフライバイ」恒星間飛行研、鮭の卵計画。そして赤い小人がやってきた。

「轍の先にあるもの」小惑星探査機「NEAR」が小惑星エロスに近づく画像は次々と公開された。そこに写っていたものとは?地味ではあるが、実話に基づく展開に興味津々。

「片道切符」火星に向かう予定のチームは二組の夫婦。しかしトラブルは続く。

「ゆりかごから墓場まで」この池をすっかりラップで包んでしまえば、一生遊んで暮らせるわけだ…。タイの木陰で男は閉鎖生態系を夢見た。

「大風呂敷と蜘蛛の糸」榎木沙絵は大風呂敷1号で中間圏を目指す!
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  1. 2007/09/01(土) 14:10:32|
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