* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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『街場のマンガ論』マンガのそばをウロウロと…

街場のマンガ論街場のマンガ論
内田樹

小学館 2010-10-04
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相変わらず、内田センセイは面白い。

『韓非子』にある「矛盾」の逸話から、如何にして「子どもは葛藤のうちに置かれることによってしか成熟しない」との結論にたどりつくのかは、ぜひ「「にょろにょろ」の教育的機能」をお読みいただきたい。
そうなのだ。はじめは「矛盾」でもなく『バガボンド』の「にょろにょろ」からなのだが、さすがに自分でも筋道を思い出せなくなるかもしれないので「矛盾」からとしたのだ。

「アメコミに見るアメリカのセルフイメージ」、また同じく日本マンガにみる日本人のセルフイメージというのも面白い。
「恐るべき破壊力をもったモビルスーツ状のメカ」とは何を暗示しているのか?マンガ描きほど近づかず、マンガを読まない人ほど離れず、付かず離れずの程よい視点だからこその発見だと思うがどうでしょう?


個人的には、どの本に収録されているのか不明で、今でも私が読み返したいと思っている山岸凉子「恐怖の甘い物一家」など取り上げられていて、おお!と思ったり…。


話を戻すが、マンガを深読みしたい人、マンガから青春・運命・人生などを学びたい人には、こちらもおすすめ。

今、悩んでる人は「あとがき」手前の「笑う人生」だけでも読んでほしい。

マンガに人生を学んで何が悪い?マンガに人生を学んで何が悪い?
夏目房之介

ランダムハウス講談社 2006-07-13
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「いいじゃん、バカだって。そのほうが面白いんだもん」
 そうやって自分自身を笑うことは、小さな「生きやすさ」の発見なのである。
(P.249)

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  1. 2011/06/29(水) 21:18:41|
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「子どもは判ってくれない」文庫になって追加があるので少々

子どもは判ってくれない (文春文庫)・「子どもは判ってくれない」内田樹
 文春文庫(文藝春秋)2006-06
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少し前に紹介した本の文庫版です(過去記事参照)。新たに「セックスワーク――『セックスというお仕事』と自己決定権」、「動物園の平和を嘉す」、「文庫版のためのあとがき」が追加されています。解説は橋本治。

「動物園の――」は憲法改定などについて、「現代日本のさまざまなシステム不調のかなりの部分が「日本人の生命力の低下」に起因することを私は認める」としながらも、「「九条第二項を廃絶したら日本人は今よりもっと幸福になれる」と確信している人がいたら(たくさんいるらしいが)、とりあえずまず、私自身が今よりどんなふうに幸福になれるのかについて私を説得していただきたいと思う」と締めています。

「セックスワーク――」は「まえがき」にある「現実が複雑であるときは、話も複雑にするのがことの筋道というものである」という言葉通りの内容。売春の是非と売春婦の権利について単純化するとどうなるかというのがよくわかる。結論は常識的だが、文中「長期的に帳面をつけると、「自分とかかわる人間がつねに自分より愚鈍で低劣であること」によって失われるものは、得られるものより多いということに気づいていない」という言葉があります。
勝っているときに他のことを考えないのはよくある話で、その上、長期的視野なんて、今のご時世(?)で気づく人の方が少数派でしょう。

で、単行本刊行から5年、文庫になってから2年経つんですが賞味期限はどうなのか、については「文庫版のためのあとがき」をどうぞ。
で、<日本の秘密>内田樹をお勧めするわけです。

単行本から変わらぬ評価なので、星はパス。
以下、ちょっとした余談。
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  1. 2008/06/06(金) 23:14:33|
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「子どもは判ってくれない」次に進むために

子どもは判ってくれない・「子どもは判ってくれない」内田樹
 洋泉社 2003-09
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あれこれ刺激的なところはありますが、かいつまんで少し。

「快楽」は本質的に個人的なものであり、「欲望」は本質的に模倣的なものである、とか。

本書の中で田口ランディさんの引用として「そんなことしてたらあんたはきっとダメになる」「将来ロクなことはないね」などと「呪いの言葉」が挙げられています。
自称占い師、実は呪術師か…、とか。

後のほうで「日本人一人ひとりが日本を代表する権利と責任」について述べられているあたりが、この本の最大のポイントでしょうか。
戦後の役割分担や縄張り主義が行き過ぎた反動としての無責任時代。それへの提言として述べられています。

クールでいることが、戦争による災禍の到来を一秒でも先送りするための最良の方法であるという言葉とともに、現状を打開するヒントになりそうです。

マイノリティの一石か、時代を先取りするご託宣か。
☆☆☆☆☆

目次は長くなるんで以下に。
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  1. 2008/05/04(日) 22:31:36|
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2007年の最後に…

もうどんどん加速してます。この一年の早かったこと!

■「あし@」というのを始めてみました。まだプロフィール画像とか全然いじってないんですが…。ブログ横断型あしあとというのは面白そうですが、ブログ友達少ないんですよね。さて何ができますか、いつまで続きますか。

■今年最注目コミックは能田達規の「オーレ!」。
大人のサッカーマンガということで、新境地開拓ですね。

他、小説で個人的に特筆すべきはラノベの“文学少女”シリーズ(一昨日紹介)と「とらドラ!」シリーズでしょうか。
有川浩の「図書館」シリーズはラノベじゃないけど今年のマイブームですね。刊行は'06年からですけど(さらに最終巻が読めてない…)。彼女の自衛隊シリーズについてはちょっと…アレなんで諸手を上げてお気に入りとはいかないんですが。

あとインパクトのあったのは内田樹の「下流志向」(読み終えてないんでまだ記事を書いてませんが)でしょうか。その昔、大塚英志が「オタクになれない少年」「マニュアルをこなせないバイト」とか書いてましたが、自分の中では若者論として大塚以来の衝撃でした。「近頃の若いモン」として、いつの時代も一定の人数はいるんだよ、で済めばいいのですが…。
なんだか暗い話題ですね。無理に明るくするなら、国際的な学習到達度調査のニュースで話題になったフィンランド式の「読む」ことへの再評価がされると、本やその周辺が活気づくんじゃないかな、元気になってほしいなぁと期待をこめて希望を語ってみます。
(注目本から脱線しまくりですが)

■最後に、一応、現在記事数をチェックしておくと…。
・books (225)
・comics (173)
・diary (82)

来年はどのくらい伸びてるかな?

ま、今年はこんなところで。
来年もおつきあいのほどよろしくお願いします。
ここを覗いた方すべてに、本やマンガとのよい出会いがありますように!
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  1. 2007/12/30(日) 19:50:10|
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「大人は愉しい」大学教授の知的対話…ヒネリはないが面白い

大人は愉しい (ちくま文庫 (う29-1))・「大人は愉しい」内田樹鈴木晶
 ちくま文庫(筑摩書房)2007-08
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単行本副題は「メル友おじさん交換日記」(単行本初版'02年冬弓社)だったそうです。
(本題は変わらず)
こりゃアカンやろってなタイトルですが、本題だけでも的を射てはいない感じでどーしたものか。ただ、この記事タイトルで使った「知的対話」てのも手垢が付いた感が否めなく…。

二人の共通点は多く、東京の進学校に通い、一年違いで東大の文科Ⅲ類に入学、ロック(鈴木)やジャズ(内田)のバンドをやり、学生運動に関わり、しばらくして党派的な政治からは逃れ、露文(鈴木)仏文(内田)に進んで「反時代的」な主題に没頭し、学者になり結婚し娘が一人(内田さんは離婚も経験)。興味があるのは「精神分析理論による物語分析」で海の見える街に住んで、美食と美酒をこよなく愛する時代遅れのスモーカー。
それでも知り合ったのは互いにホームページを開いた後、共通の知人にサイトを紹介されたからというのが奇遇なような、そうでないような。

「ほんとうの私」というのが近代的な物語の一つで、そろそろ耐用年数の限界では?とかコミュニケーションの型としての respect と decency 、「ナカトッテ」的調停法など面白い話題は数々。

ただ、対話だからかネット記事だからか、二分するなら「ランダム・アクセス」系の情報で「シーケンシャル・アクセス」系の知ではないので(これ、本文でも立花隆の提唱する「ユービキタス大学」への反論で出てくるんですが)なんとなく半端な印象。これは受け取る自分の浅さが表れてしまってるということでしょうが、ネットで週イチくらいで読むとよかったのかもしれません。

この手の話題(目次を参照してください)が好きな人は一読を。
☆☆☆☆-

目次は続きに(長いですよ)。
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  1. 2007/10/01(月) 00:54:38|
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「狼少年のパラドクス」大学の現場からの声はブロガーにも有効かと

狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論・「狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論」内田樹(うちだ・たつる)
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少子化です。2006年度に定員割れを起こした学部学科を持つ私大は40%だそうです。その前年度は30%なので、一年間で10ポイントも上昇。
今年'07年度には大学全入時代も到来するという…。

これが大学に、社会に何をもたらすのか?

などという話は身近なことではありません。しかし、学生の大半はやがて社会人になるのですから無関心を決め込むこともないでしょう。

まあ、ゼミの学生との交流とか、論文みたいな話題ばかりでもありません。
「言葉が聴き手に届くために必要な条件とは」や「学術論文とレポートの違い」なんていう話は、ブロガーにとっての一般教養になると思いますよ。

クリッピング(自分のPCに、ですが)の数が面白さを物語っています。
☆☆☆☆☆

そういや、うちの大学もいろんな名前の学科が増えてワケわからんなぁ、とシミジミ。

章タイトルは下記。

第1章 ニッポンの教育はどこへ行く
第2章 入試の風景
第3章 ウチダは何を教えているのか
第4章 大学がつぶれてしまう
第5章 どこも大変なことになっている
第6章 神戸女学院大学が生き残る道
第7章 研究者に仲間入りするためには
第8章 日比谷高校、東大全共闘の人々
第9章 一九六六年の日比谷高校生・吉田城と新井啓右の想い出
第10章 文部科学省訪問記
    (高等教育局私学行政課長杉野剛さんとの対話から)
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  1. 2007/06/09(土) 20:00:00|
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