* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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『オアシス』『ワンダー・ドッグ』竹内真の犬もの2冊

オアシス―不思議な犬と少年の日々 (ヴィレッジブックスedge)オアシス―不思議な犬と少年の日々 (ヴィレッジブックスedge)
竹内真/イラスト:はた万次郎

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ワンダー・ドッグワンダー・ドッグ
竹内真

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著者はかなりの犬好きらしい。

まず「オアシス」。軽く読めます。
それでも途中休みました。乗れなかったんだな、流れに。

最後にテーマが、という人もいるけれど、年齢なんでしょうか、私にはちょっと…ね。
主人公と同じ16歳くらいならよかったのかもしれません。


一方、「ワンダー・ドッグ」は一気読み。
主人公は入学式の朝に拾われて、ワンダー・フォーゲル部の部員犬となった「ワンダー」と高校生たちの10年。

「オアシス」同様、数年が描かれますが、高校生たちは入れ替わっていきます。
こちらは一般向けという感じがします。

ところで、今のワンゲル部は、活動のメインは競技というか大会なのでしょうか。

山の雰囲気が好きで、高校のクラブ対抗リレーではドーム型テントを組み立てながら走った私としては隔世の感。
数年前に山岳部のモットーとして「自主、自立、自炊」なんてのを考えました。本書で知ったワンゲルの精神「自分で決定し、自分の良心に基づいて自分の責任で行動し、そして新しい人生を形成する」(学校の方針「自主、自覚、自立」とよく似ていると書かれている)と比べると案外的外れでもない気がします。
でも、大会中心と聞くと、どこか窮屈な感じがするんですよね。

さておき…。
著者には「オリオン・ザ・ドッグ」てのもあるらしい。

犬をキーワードに著作を読み解くというのも面白いかも?

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  1. 2012/10/27(土) 23:30:49|
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『文化祭オクロック』文化祭の企画としては大掛かり

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竹内真

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今年の県立東天高校の文化祭は様々な団体の協賛企画、FM東天とともに始まった。
司会進行は正体不明のDJネガポジ。

ネガポジの言葉に腹を立ててDJ探しをする3-A斉藤優里(ユーリ)、いつの間にかそれに付き合わされる2-C古浦久留美(コーラ)。DJにそそのかされた形で敷地内の時計塔に挑む3-F山則之(山ちゃん)。何かを知っていそうな3-A寺沢祐馬(メカオ)。
ほか、いろいろな人物が入り乱れるなか、果たしてDJ探しはうまくいくのか?
山ちゃんの挑戦は?


青春ミステリなどと帯にはありますが、まあ大した謎ではないかな。
青春はともかく、ミステリと竹内真の組み合わせはちょっと、でしょうか。

広告屋のように裏で人を操る感じは好きじゃない。
☆☆☆--

ちょい引っ掛かる余談を少しのネタバレとともに続きで。
・・・more・・・ web拍手 by FC2

  1. 2010/09/29(水) 12:14:10|
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『シチュエーションパズルの攻防』甲町センセイ、名前は「たけと」?

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大学入学を機に銀座の文壇バーでアルバイトをすることになった主人公。そこは人気ミステリ作家・辻堂珊瑚朗先生のご贔屓の店だった。
諸々の謎とサンゴ先生の推理や如何に?

…なのですが、作者とミステリは合わないのかもしれません。
なんだか謎が面白くないのが一番の問題。最初、リンゴから主人公を見つけ出すのはなかなか冴えてると思いましたけど。

最終話で、最近ミステリも書くようになって悩んでいる甲町という作家が出てきますが、案外、作者の心境はこんなところかもしれません。
タイトルに書いたように甲町さんの名前が「たけと」だと著者のアナグラムとなります。だから二人が重なるというのは仕掛けなのかトラップなのか。
苦しそうではありますが。

しばらくしてから読み直すと新たな切り口が見えるかもしれませんが…。
☆☆---

目次
クロロホルムの厩家事
シチュエーションパズルの攻防
ダブルヘッダーの伝説
クリスマスカードの舞台裏
アームチェアの極意


そういえばアームチェア・ディテクティブを安楽椅子探偵と説明するくだりがあります。
これはごく一般的な訳ですが、わざわざ書いたのは、誰が訳したか「安楽」てのは強烈な皮肉だと思ってのことではないでしょうか。

やっぱり読むべきは青春小説なのか?
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  1. 2010/02/26(金) 01:41:06|
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『風に桜の舞う道で』桜の時期に読まねば…ということはありません

風に桜の舞う道で (新潮文庫)風に桜の舞う道で (新潮文庫)
竹内真

新潮社 2007-09-28
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大学受験に失敗し、予備校の寮に転がり込むことになった主人公・小泉晶。桜花寮での1990年度と十年後の2000年度を交えながら描く青春小説。

ポイントは寮の仲間だった「リュータが死んだ」という噂を確認する「引き」を設定したところでしょうか。様々な進路を辿ったかつての寮生を訪ねながら過去のエピソードが語られるというのが自然な流れになっています。
また主人公の性格がアクがなくて、いいポジションの語り手なんですね。

「様々な進路」と書きましたが、寮生はそれぞれにそれぞれの人生に別れていきます。理系文系、国立私立と志望大学も出身もバラバラですが、そんなバラバラな人間たちが一年だけひとつの寮で朝から晩まで共に過ごすという、これはひとつの奇跡といっていいかもしれません。

圧縮と爆発のダイナミズムというのでしょうか。これで面白くならないわけがありません。

とはいえ、私が浪人生活や寮生活の経験がないもので、微妙な感じが分からないのですね。
星一つ分は浪人経験者に委ねましょうか。
☆☆☆☆?

ところで、桜花寮ってどこなんでしょう?
東村山に桜華女学院ってのがありますけど…この辺?

目次
四月 出会いと再会
五月 成績表とラーメン屋
六月 大三元と都庁ビル
七月 助太刀とネット検索
八月 酒宴ときっかけ
九月 湾岸戦争と大蔵省
十月 家出と東大
十一月 学園祭と墓参り
十二月 進路変更とユーゴ動乱
一月 センター試験とアート展
二月 発表と張り込み
三月 別れと旅立ち

 解説 出口汪
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  1. 2009/04/06(月) 00:47:13|
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「ビールボーイズ」暑い日はビール!ですか?

ビールボーイズ・「ビールボーイズ」竹内真
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つい先日、足に刺すような痛みがあって、すわ痛風か!と焦ったりするくらい尿酸値の高い自分なわけですが、そんなにビール飲みというわけではありません。

さて、本書は『カレーライフ』(→過去記事)と同じくフード系成長小説(12歳から30歳まで)なわけですが、同じ趣向ではつまらないと思ったのか、コラムが付いてます。

ビール造りは浄水作業とか、遠洋航海では腐りにくいビールを水の代わりにしたとかいう歴史から、CAMRA(Campaign for Real Ale、真のエール運動)という最近の運動までなかなか興味深いものですが、一番面白かったのは夏目漱石の「猫」のモデルは少年時代のチャップリンだったかもしれないという記事。漱石の英国留学時期とチャップリンが子役としてロンドンの劇場で猫の役を演じた時期が重なりそうということです。小説好きには魔女の元イメージは、エールワイフというエールビール専門店の女性かもなどという部分にも惹かれるところでしょうか。

難を言えば、コラムらしく横書きなのが4頁あったりすると2頁目→1頁目→4頁目→3頁目と進む(縦書きの本文にはさまれる都合上)のはちょっとね。

もひとつ、プロローグで、ビールを「誰よりもおいしく味わえるのは僕」と語っている彼が、ボーイズ4人の中で1/4以上でないところも残念。すべて彼視点で進めるのが難しいのはわかりますが…。

読むとそんなにビール好きでない自分も飲みたくなりますねぇ。
☆☆☆☆☆(小説四つ星にコラムで加点)

目次

ビールコラム①(ビールの苦味)
第一回ビール祭 十二歳・秘密基地
ビールコラム②(ビールと配給)
第二回ビール祭 十五歳・布団部屋
ビールコラム③(ビールと刑罰)
第三回ビール祭 十七歳・ペンション跡
ビールコラム④(ビールと魔女)
第四回ビール祭 十八歳・映画館
ビールコラム⑤(ビールと移民)
第五回ビール祭 十九歳・海の家
ビールコラム⑥(ビールと保存)
第六回ビール祭 二十歳・居酒屋
ビールコラム⑦(ビールと戦争)
第七回ビール祭 二十二歳・成田空港
ビールコラム⑧(ビールと運動)
第八回ビール祭 二十五歳・秘密基地
ビールコラム⑨(ビールと個人)
第九回ビール祭 二十八歳・地下倉庫
ビールコラム⑩(ビールの喜び)
第十回ビール祭 三十歳・新山ビーチ

コラムに続く( )内は抜書きしました。他、プロローグ、エピローグがあります。
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  1. 2008/07/14(月) 13:00:32|
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「真夏の島の夢」作中、コントを作り上げていくのも楽し

真夏の島の夢・「真夏の島の夢」竹内真
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夏合宿と演劇コンクールへの参加のために瀬戸内海の鹿爪島を訪れた、コント劇団コカペプシの4人。島に入るフェリーには彼らの他に、島のホテルに缶詰になりにきた女性作家と彼女の従妹でもあるアシスタントがいた。
それぞれの事情と思惑に、島の問題まで絡みながら一夏の物語が始まる。

「じーさん武勇伝」から2年、竹内真の夏物語が再び。

「じーさん武勇伝」の結びで、著者の面白さはまだまだこんなもんじゃないんだよーと書いたのもこれがあったから。

話は明るく楽しく。夏の一冊にお勧めです。
☆☆☆☆☆

ま、難を言えば来年は卒業、実家の電機屋を継ぐという今田一平が劇団を抜けても大丈夫?という些細な疑問は残ってます。
玉に瑕くらいですが…。

そうそう章立ては数字で23章まで。
だから章タイトルは無しね。 web拍手 by FC2

  1. 2007/08/22(水) 00:26:01|
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「じーさん武勇伝」じーさん、その元気をオラに分けてくれ!

じーさん武勇伝・「じーさん武勇伝」竹内真
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すでに昨夏、文庫化済み。冒険コメディ、ここにあり。

地元で無敵のじーさんは、ヤクザが道を譲り、選挙になると地元の名士たちが挨拶にくるという畳職人。
「男の価値ってのはなぁ。どれだけ無茶苦茶やって生きていくかだ」というじーさんが、サイパンの沈没船に目をつけた。さぁ、どーなる?

とはいえ、第一章である『神楽坂ファミリー』は『粗忽拳銃』より以前、'98年の小説現代新人賞受賞作でまだ脂がのらない感じ。ちなみに『かえってきたじーさん』は'00年発表、『じーさん無敵艦隊』は書下ろしということでさらに2年後発表となる4年がかりの作品ですね。

ジュブナイル…というにはどうかと思うところもありますが、中学生くらいなら全然OKかと。

あんま、頭を使わずに夏の一冊にどーでしょ?
でも、竹内真の面白さはまだまだこんなもんじゃないんだよーという評価で。
☆☆☆--

このところ暑くてヘロヘロ。じーさんの元気が欲しいです。

目次
神楽坂ファミリー
かえってきたじーさん
じーさん無敵艦隊
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  1. 2007/08/18(土) 23:17:33|
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「自転車少年記―あの風の中へ」ただの文庫化にあらず

自転車少年記―あの風の中へ
「自転車少年記―あの風の中へ」竹内真
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前回、単行本レビューと合わせてお読みいただけると嬉しいです。
ただしこっちはネタバレも少しありますんでご了承ください。

単行本半ば以降を昇平目線で書き直してます。「旅立ちの道」という共通の章タイトルがありますよね。しかし、単純に半分に絞り込んだというわけでもありません。高校以前のエピソードは随時織り込まれていますし、最終章「あの風の中へ」では単行本以降を描いています。

単行本で「本当に書きたいもんを書く」と言っていた昇平。文庫を読み出して、昇平目線に気付いたとき、これが「書きたいもん」なのかと思いました。
しかし、文庫を読み終えると単行本のスタイルこそが昇平の書きたい形だろうな、と逆のことを感じます。しばらくして、単行本を読み返したらまた文庫につながる何かを発見して、いつまでも終わりの来ないチェーンのような作品になるのでしょうか。
それも自転車を暗示させます。

とりあえず現時点では単行本の方がいいなぁ。
☆☆☆☆-

単行本では登場しなかったタイプの自転車にフォールディング・バイク(折りたたみ自転車)があります。文庫には、あるところで登場するんですが、作者のサービス精神から?

全6章
「旅立ちの道」
「それぞれの長距離」
「バトンとラリー」
「新しい翼」
「寄り添う道のり」
「あの風の中へ」
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  1. 2007/05/20(日) 22:00:00|
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「自転車少年記」自転車乗りの自由と孤独

自転車少年記・「自転車少年記」竹内真
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新潮ケータイ文庫にて約1年半配信されたものです。一度にどのくらいの分量が配信されるのか、更新は毎日か毎週か毎月かわからないことは多いのですが、視点も変わるし読むほうも大変だったのでは?(それで、章タイトルに誰視点かがあるのか…)
主人公は昇平と草太。章タイトル(下記参照)に奏とか伸男とかも出てきます。それだけ重要なキャラクターですがやはり二人の物語です。

章タイトルを見てわかるように、4歳から29歳くらいの物語です。時事風俗はあまり出てきませんが、作者が'71年生まれで主人公たちも大体同じくらいでしょうか。
それだけの年月を描くわけですが、ある程度の長距離を移動する自転車というのは、年齢に関わらず「少年」の乗り物なんだなぁというのを感じます。

お金はない。頼りになるのは自分の体力だけ。それでも遠くへ行きたいという気持ちに答えてくれるのが自転車なんですよね。
私自身は免許を取ったあたりから遠出はしなくなったので、二十代、三十代でロードレーサーやランドナーに乗ってスイスイと走る人たちの気持ちはわからないところもありますが、自転車に乗る気持ちは少年の頃とそれほど違わないと思うんですよね。

大昔、軽井沢まで走った自分の共感と違和感を込めて。
☆☆☆☆☆

全15章
「坂道の向こう側 昇平4歳」
「特訓山の冒険 昇平6歳」
「潮風の道 草太10歳」
「二つの坂道 昇平13歳」
「海辺の少年 昇平15歳」
「笹山高校自転車部 草太16歳」
「リタイアの日 昇平18歳」
「旅立ちの道」
「三〇〇キロの助走距離 草太20歳」
「スプリングボード 奏21歳」
「いくつかの再会 昇平20歳」
「八海ラリー 草太24歳」
「ノブオコーナー 伸男26歳」
「飛び立つ瞬間 昇平29歳」
「道の行方」
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  1. 2007/05/20(日) 20:00:00|
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