* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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一言『千年鬼』鬼の千年、人の何十年

千年鬼千年鬼
西條奈加/イラスト:小林系

徳間書店 2012-06-14
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「三粒の豆」「鬼姫さま」「忘れの呪文」「隻腕の鬼」「小鬼と民」「千年の罪」「最後の鬼の芽」7編を収録。
それぞれに独立した短編が後半、大きな流れの中に配置されていたのだとわかります。

小鬼の能力は人に過去を見せること。目的は「鬼の芽」を集めること。なぜ?というのは後に語られます。


以下は思いつきです。ただ、でないと凡庸なファンタジーで終わってしまうと思うし、その程度の作者ではないと思うんです。

ネタバレになるので、続きは以下に。

・・・more・・・
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  1. 2012/11/09(金) 02:17:14|
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『涅槃の雪』政治にもまれる人々

涅槃の雪涅槃の雪
西條奈加

光文社 2011-09-17
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時代劇なんだけど現代っぽいと思ったのは、山本一力さんの著作以来でしょうか。「損料屋喜八郎始末控え」だったかなぁ。セリフまわしとかでなく、生臭さというか緻密さというか。

舞台は天保改革期の江戸。北町奉行所吟味方与力・高安門佑は北町奉行・遠山景元とともに時代の波にもまれていく。
結果として幕府財政の再興という目的は達せられなかったが、改革は激しく江戸を揺さぶった。その点、景気悪化をたどる現代と通じるのでしょうか。

現代日本の政策、沖縄の基地問題、原発問題、消費税に年金改革、TPP。こんなところを後世から見るとどう映るのでしょう。

コロコロと変わる総理大臣では、この本の鳥居耀蔵には及ばない気もしますが。


目次(とサブタイトル)
茶番白洲 隠売女かくしばいた大手入
雛の風 奢侈しゃし禁止令
茂弥しげや勢登菊せとぎく 寄席取払申付
山葵わさび景気 株仲間解散令
涅槃ねはんの雪 芝居町所替
落梅おちうめ 人返し令
風花かざはな 天保改革の終焉

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  1. 2012/01/25(水) 13:35:32|
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『善人長屋』ツルツル呑めるゼリーのような

善人長屋善人長屋
西條奈加

新潮社 2010-06-19
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千七長屋、別名を善人長屋。だが大家を始め店子たちには裏の顔がある。
そこに何も知らないお人好しの加助が加わって…。

ゴメスとも孤児集団とも違うお江戸の連作短編。
多分、この登場人物たちがメインなのはこの一冊だけかな。
その点ではお勧めしやすいか。いや一冊だからどうぞというものでもありませんが。

最後2話は前後編のようにして盛り上がります。
面白いが引っ掛かるもの、残るものはなく…。で、ゼリーです。
楽しめればいいじゃないの、とも思いますがもう一捻り欲しいというか何というか…。


装画は安里英晴。もう少し見たいなぁ。小説新潮連載中はカットもあったのかな。
☆☆☆☆-

目次
善人長屋
泥棒簪
抜けずの刀
嘘つき紅
源平蛍
犀の子守歌
冬の蝉
夜叉坊主の代之吉
野州屋の蔵
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  1. 2010/10/02(土) 23:54:17|
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『はむ・はたる』お江戸少年探偵団

はむ・はたるはむ・はたる
西條奈加

光文社 2009-08-20
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『烏金』(→過去記事参照)の続編にあたる連作短編。

孤児集団が長谷部家に見受けされてしばらくした頃、長谷部家の次男で、“ふらふら病”と揶揄される柾さまが帰ってきた。
子どもたちそれぞれのエピソードを織り交ぜつつ、さまざまな事件を解決していくが…。

「はむ・はたる」はいわゆる「ファム・ファタール」(運命の女)ということですが、男を破滅させる魔性の女という意味で使われています。
続編のせいか短編のせいか、すいすいと読めて面白いのですが、まぁその分軽い印象。

長編でじっくり読めたらまた読後感も変わったと思うのですが。
☆☆☆☆-

目次
あやめ長屋の長治
猫神さま
百両の壺
子持稲荷
花童
はむ・はたる
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  1. 2009/11/03(火) 23:07:21|
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「烏金」ゴメスじゃない江戸噺

烏金・「烏金」西條奈加
 光文社 2007-07
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因業な金貸し婆・お吟のもとへ押しかけて居候を始めた浅吉。
彼の狙いと隠された過去とは?

『金春屋ゴメス』(→過去記事)の続きを期待していましたが、成る程ここにゴメスは出られませんね。

話が逸れますが、消費者金融の広告が減ったと思ったら、弁護士事務所のが増えたような気がします。過払い金返還請求、債務整理といった内容を見てると、主たる相手は消費者金融のお得意様だった人たち。あんまり商売商売してると、正反対の立場だろうに、ちょっと同じ穴のムジナみたいよ…。

今を睨んで江戸を書くといいますか、金に汲々とする人たちが多いのは、江戸の世も今も変わらないようです。

子供(後半に登場)が健気に頑張る話というのは昔から弱くて、映画『魔女の宅急便』でもキキがデッキブラシで飛ぼうとするシーンは描写はコミカルで、映画館でも笑いを誘っていましたが、グズグズ泣いてしまいました。そんな意味で、久々に泣けた一冊。

主人公、いい男ですが簡単に女性とうまくいかないのは作者が女性だから?
☆☆☆☆☆

著者は年に一冊のペースで出版してます。
今年は『ゴメス』が文庫化されましたけど、それでお終いですかね?
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  1. 2008/10/25(土) 19:47:32|
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裏金春、大活躍!

芥子の花・「芥子の花」西條奈加
 新潮社 2006-09-21
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金春屋ゴメス第二弾!前巻感想はこっち。

時は未来。月に人が住もうという時代に日本領内に江戸が復活した。すでに建国から31年が経ち、町には江戸生まれと日本を含む異国からの移住者が混在する。異国との諸事を捌く長崎奉行所、通称『裏金春』で今日もゴメスが荒れている。

さてさて話は2巻にして、新キャラが登場し、江戸を転覆させかねない事件が勃発。
こいつは短期決戦で、次かその次あたりで完結するかもしれません。

なんとなく読みにくいのは筋運びのせいか、難漢字のせいか。
ちょっと減点して。
★★★★-

文中、「塒」「雛罌粟」くらいはフリガナ振ってもいいでしょ。
ちなみに「ねぐら」「ひなげし」です。

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  1. 2006/12/10(日) 23:00:00|
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二十一世紀の江戸

金春屋ゴメス金春屋ゴメス
西條 奈加

新潮社 2005-11
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月に人が住む時代、竹芝埠頭から弁財船に乗ると江戸に着いた…。

「江戸は北関東と東北にまたがる1万平方キロメートル足らずの領土を持ち、これは東京、千葉、神奈川を合わせたくらいの広さだった。御府内と呼ばれる中心部は、十九世紀初頭の江戸を忠実に再現している。人口七百万人のうち、百万人がこの御府内に生活していた。」

この基本設定がまあ一番のポイントでしょうか。

一応、日本の属領となっているけど、日本は江戸の自治権を認め国として対応した、で、川や堀を巡らせ、江戸城も築いたが房総半島はないので湊はあるが湾ではない。

関東がその頃どんな地形になっているかはわかりませんが、どこなら作れるかとか想像が膨らみます。北関東に行くのに竹芝埠頭って、そこがまず悩むところですが。


「金春屋ゴメス」となっていますが、主人公は幼少の頃江戸にいたという辰次郎。こいつが日本から江戸に来るってんで、ギャップや説明を引き受けるんで、時代劇に馴染んでなくても大丈夫という寸法。
ゴメスという人物も登場しますがタイトル背負うにはまだまだ活躍が足りません。消化不良気味。

ストーリーは鬼赤痢と呼ばれる病気を防ぐためのアレコレなんですが、先のゴメスもお披露目程度だしシリーズものの一作目みたいな印象。
実際、文化のギャップは大きいんで、いくらでも小ネタはできると思うんですよ。

ほぼ自給というと何が食えるのかなぁとか、下穿きはフンドシだよなぁとか、普段時代小説を読んでいたときには考えなかったのが、旅行先の生活を検討する感じでポコポコ気になります。

最終的に主人公が江戸に馴染みきるまでのお話か、それとも江戸が鎖国を止めるまでの歴史モノにするのか、展開や結末も考えずにはいられません。

続きに期待で気持ち甘く
★★★★-

ちょいと「吉里吉里人」とかとアッチコッチを較べてみたくなりました。
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  1. 2006/07/06(木) 01:51:41|
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