* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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『煙突の上にハイヒール』ガジェットで変わる暮らし

煙突の上にハイヒール煙突の上にハイヒール
小川一水

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テクノロジーというよりガジェットでお話を作ってみた感じの短編集。

こういうSFモノは好きなんですが、話は小さくまとまってます。もっと大風呂敷を広げてもいいのにねぇ。軽く読めるのが味でしょうか。

大体、各話50頁くらいなんですが、最後の「白鳥熱の…」は新型インフルエンザをテーマにしていて、少しトーンが違います。
新型インフルが流行の坂を昇りつつある昨今(これが雑誌掲載されたのは2008年9月号ですが)シャレにならない怖さがあります。
ただ、前4作と同じ分量というのが(微増はしてますけど)物足りない感もあります。この1作だけ浮いてますよね?
他がガジェットものですが、この話はパンデミック後の世界ですし。

それとこの話には最初の発症者が登場しますが、実名報道されていたことでストーリーが転がっていく部分があります。大きく話に関わる部分だけに、現実にはされないだろう発症者の実名報道をキーポイントにしているのがねぇ…。
ネットで晒されたとかなら腑に落ちるんですけど、ちょっと疵だなぁ。

ツメが甘かったり、軽く楽しめたり、凸凹均して。
☆☆☆☆-

目次(と少々)

煙突の上にハイヒール(個人用飛行具・Mewを手にした普通のOLが…)
カムキャット・アドベンチャー(飼い猫にビデオカメラを付けて見えてきたのは…)
イブのオープン・カフェ(傷心の女性と相席することになった介護用自立ロボット)
おれたちのピュグマリオン(一角電機、ロボット開発物語。ちょっとお気楽過ぎる?)
白鳥熱のあしたに(これだけ別風味。シリアス)
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  1. 2009/10/21(水) 07:25:50|
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「妙なる技の乙女たち」仕事と女性と軌道エレベータ

妙なる技の乙女たち・「妙なる技の乙女たち」小川一水
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今月19日、A・C・クラークが亡くなりました。報道で度々「『2001年宇宙の旅』の…」と言われ、それほど日本のSF状況は衰退してしまったのか、と嘆かれる方も多かったと思います。

さて、クラーク先生が「楽園の泉」で描いた軌道エレベータ。
本書はその軌道エレベータが実現した世界で働く女性たちのストーリー。
ただ、あまり軌道エレベータが活躍する話ではありません。そのくらい未来の話ということでしょうか。
…となると大石まさるの「水惑星」シリーズを思い出します。近いといえば近いかもしれません。
ただ、学生は登場しないので対象年齢はちょい高めでしょうか。

こーゆー連作短編って好きです。
☆☆☆☆☆

表紙絵はD・キッサン。ちょっと意外なキャスティングでした。

目次やネタバレを含む余談は以下で。
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  1. 2008/03/24(月) 00:54:31|
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タイトルの砦とは?

天涯の砦・「天涯の砦」小川一水
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事故により吹き飛ばされた、軌道ステーション「望天」の一部と月往還船「わかたけ」。
周囲は真空の宇宙。だが気密区画には生存者がいた!

目次に、第一部、第二部とあるのでおや?と思っていたら、なるほどな展開。
展開以外でも、和まない人間関係とか緊張感を保持しつつ、読ませます。

SFでディザスター・ノベルというとクラークの「渇きの海」を思い出しますが、
そんな昔の小説がまず出てくるほど少ないジャンルでしょうか。
あと映画で「アポロ13」とか…。
他の作品、思いついたら教えてください。少ない理由とかも。


「書いたことのないものを書きました」と「あとがき」にあります。
それで、語る世界が広がったか、レベルが上がったか、著者の次回作には期待大。
★★★★-

しかし「砦」というのは…。
生きるための拠点、かと思いますが、なんか他になかったのかな、とも。

以下、少しネタバレ。第二部に関する余談。
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  1. 2006/12/20(水) 23:00:00|
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もっと裏読み・SF読みがしたかった

ハイウイング・ストロール・「ハイウイング・ストロール」小川一水
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重素の海に島々の浮かぶアルタウス多島界。そこにいる「浮獣」たちと、それを狩る「翔窩(ショーカ)」たち。少年リオは浮獣ハンターにスカウトされ、年上の女性ハンター、ジェンカと空に舞う。

時代設定がどこらなんでしょう。いや未来なんですけど、技術史のところで…。
なんせプロペラ機ですから。
同調式機銃発射装置はあるみたい。部分的に金属部品を使うというと第一次大戦のあたりでしょうか。
ところで、機銃に標識弾を混ぜる(又は二挺の機銃を連動させる)努力をしない理由はないと思うけど。浮獣の回収率が上がれば、無駄弾のコストは儲けでカバーできるはず。後席要らないし。
(ペアを組むのが話の大前提ではありますが…)

時代設定以外にも、浮獣で成り立つ社会(食材・資材・燃料など)というとか…見えませんねぇ。使える植物とかないんですかね。金属は使うわけだし、比率の問題か。生活資材の90%が浮獣由来とか。

浮獣にしても、いきなり初めに出てくるのが少女の姿。変でしょ!?擬態?
(これについては突っ込むとネタバレになりますが…)

そんなあやふやな世界で、プロペラ機だけが過去のものとほぼ同じ姿という不自然さ。


狩場毎に一定の浮獣。浮獣を狩ってお金を稼いで機体を改造して、より強い浮獣を…。
そっか、アクションRPGだ。

いやぁ気付くの遅すぎましたよ。裏読み無用。趣味違いでした。
★★★--
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  1. 2006/11/26(日) 02:54:18|
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小川の中篇は長編よりお勧め!

老ヴォールの惑星老ヴォールの惑星
小川 一水

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「導きの星」「第六大陸」は読んでたのですが、なんとなく手が遠のいてました。これは長編ではなく中短編集。100頁デコボコのが三つとその半分の表題作で計4編。

地下迷宮に投獄された男を描く「ギャルナフカの迷宮」。
木星型ガス惑星の知的生物を描く表題作。
異星人とのファーストコンタクトかと思いきや…「幸せになる箱庭」。
大地のない惑星に着水、延々と救援を待つ「漂った男」。

短編よりアイデアを充分に膨らませられて、長編のようにキャラクターに左右されない中編てのは好きなので、その点、大満足。
いやホント、「漂った男」なんて、このシンプルな設定で飽きさせませんから。

今年は小川一水を掘り進めようか、と思わせる一冊。
引き込まれます
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  1. 2006/02/01(水) 23:59:50|
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