* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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『身の上話』後ろ向きの彼女は…

身の上話身の上話
佐藤正午

光文社 2009-07-18
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23歳の古川ミチルはある日、仕事の途中に不倫相手と東京へ来てしまう。
まさか東京であんなことが起こるとは…。

物語を語るのはミチルの夫というところで、え?と思います。
女と不倫相手と交際相手の話…と単純には進まないらしい。

話の展開も早く、思いつめての東京行きではなく、職場の制服のまま、飛行機で東京へ。そして東京で頼ることになる新たな登場人物。
読みやすい文章で、ずるずると引き込まれてしまいました。
結局、読み終えるまで本を置けず…一気読みです。


「古川はじぶんから、わざと男の言うなりになってみせるところがありました」
「男のわがままを許して、不幸な自分に自己満足するんです」

ちょっと変わっていて、若さゆえに常識を少しはずれることはありますが、ミチルが転がり落ちるようにだんだんと後戻りできなくなっていく感じは、決して他人事ではないと思ってしまう自分は、まんまと作者の手に落ちたということでしょうか

すごくはまったけど、これに星5つでいいのかとためらう。
☆☆☆☆-


目次

1 東京へ
2 放心
3 転々
4 その日
5 その夜
6 待機
7 その日から読む本
8 フライパン
9 後始末
10 ほとぼり
11 疑うこと
12 別れ話
13 手切れ金
14 事件
15 想像
16 正体
17 放浪
18 事の次第
19 結婚まで
20 告白
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  1. 2009/08/18(火) 13:19:22|
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まぼろし競輪場

きみは誤解している・「きみは誤解している」佐藤正午
 集英社文庫 2003-10

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ここに収録の「遠くへ」を以前に読んでの購入。ギャンブルとしての競輪小説集。だから競技として関わる選手は主人公になっていません。

そして解説に書かれている「喪失感」。場所が競輪場という共通の舞台だからこそより鮮明になったとありますが、成る程ナットク。それはギャンブルだから金を失うという単純なものではなく、金銭の損得とは別に大事な何かを失うのにふさわしい場所が競輪場ということなのでしょう。
もちろん、そんな感傷にひたる人ばかりではない…というか欲の皮が突っ張った人しかいないのが競輪場といっても言い過ぎではないでしょうから、ここは作者のフィルターを通した小説世界ですよね?
(吉岡稔真、太田真一ら実在する選手が出てるのは承知)…誤解している?

私事ですが、競馬場の南&競艇場の西に住んでおりまして、だからこそギャンブルには手を出さずにきたんですが、嫌いではないんだなと実感…。ま、手は出さないままだろうからアームチェア・ギャンブラーですか。同類ならお勧め。
★★★★-
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  1. 2006/09/05(火) 09:49:59|
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ギャンブルは人生の喜び哀しみである

絶体絶命―ギャンブル・アンソロジー・ゲーム篇絶体絶命―ギャンブル・アンソロジー・ゲーム篇
結城 信孝

早川書房 2006-04
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ギャンブル・アンソロジー第三巻。一巻が競馬篇、二巻がカジノ篇だが未読。
今回、ゲーム篇としてビリヤード、競輪、チェス、麻雀の他、煙草の銘柄当て、断食バクチ、シリウスイルカの水中レースなど何でもありの様子。

その中で、断食バクチ「四で割って」は、軽妙洒脱で落語にありそうな話。さすが星新一!

で、一押しは佐藤正午「遠くへ」。競輪ものですが、
ねえ、おじさん、あたしたちは競輪場へギャンブルをするために来てるのよね?これだと信じる車券の他に、別のを押さえるのは言ってみれば保険をかけることでしょう?一か八かのギャンブルに保険をかけるのは何だか矛盾していない?あたしの考えでは、押さえる車券が増えれば増えるほど、それはもうギャンブルとは呼べなくなるような気がするんだけれど
というセリフに感動。これだけでも充分だけど、孤高を描き、最後を締めて…佐藤正午とはこんな作家だったっけか?
「永遠の1/2」は読んでいたはずなのに、深く反省。

それはそれとして、無理を言えば「パチンコ必勝原理」(筒井康隆,角川文庫「にぎやかな未来」所収)は入れて欲しかったなぁ。

そして、どんどんずれていくが、こんな文章を書くときのBGMは、所ジョージのデビュー曲「ギャンブル狂騒曲」(古っ!)で、どうかね?

アンソロジーなので★はパス。 web拍手 by FC2

  1. 2006/05/28(日) 23:54:24|
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