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* Bettty NOTE *
本やマンガから雑談に使える話を…

『街場のマンガ論』マンガのそばをウロウロと…

街場のマンガ論街場のマンガ論
内田樹

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相変わらず、内田センセイは面白い。

『韓非子』にある「矛盾」の逸話から、如何にして「子どもは葛藤のうちに置かれることによってしか成熟しない」との結論にたどりつくのかは、ぜひ「「にょろにょろ」の教育的機能」をお読みいただきたい。
そうなのだ。はじめは「矛盾」でもなく『バガボンド』の「にょろにょろ」からなのだが、さすがに自分でも筋道を思い出せなくなるかもしれないので「矛盾」からとしたのだ。

「アメコミに見るアメリカのセルフイメージ」、また同じく日本マンガにみる日本人のセルフイメージというのも面白い。
「恐るべき破壊力をもったモビルスーツ状のメカ」とは何を暗示しているのか?マンガ描きほど近づかず、マンガを読まない人ほど離れず、付かず離れずの程よい視点だからこその発見だと思うがどうでしょう?


個人的には、どの本に収録されているのか不明で、今でも私が読み返したいと思っている山岸凉子「恐怖の甘い物一家」など取り上げられていて、おお!と思ったり…。


話を戻すが、マンガを深読みしたい人、マンガから青春・運命・人生などを学びたい人には、こちらもおすすめ。

今、悩んでる人は「あとがき」手前の「笑う人生」だけでも読んでほしい。

マンガに人生を学んで何が悪い?マンガに人生を学んで何が悪い?
夏目房之介

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「いいじゃん、バカだって。そのほうが面白いんだもん」
 そうやって自分自身を笑うことは、小さな「生きやすさ」の発見なのである。
(P.249)

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  1. 2011/06/29(水) 21:18:41|
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今読む「あしたのジョー」のために その一

マンガの深読み、大人読みマンガの深読み、大人読み
夏目 房之介

イーストプレス 2004-09
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大きく三部構成で「マンガ読みの快楽」「『あしたのジョー』&『巨人の星』徹底分析」「海の向こうから読むマンガ」。
正直、海外進出の状況論はあまり関心がない、というか出版社とかしっかりしろよ!と。

面白いのは第一部「永井豪 大ゴマ使いの形而上学」や「マンガの未来都市 その希望と絶望」とか。特に後者では「透明ドームのかっこよさは、もとを辿れば古典近代の建築の夢だったのだ」などとあり、最相葉月に期待してたのはこんな分析だった、と思う。ま、こちらが勝手に、ですが。


閑話休題。
で、ジョーと飛雄馬もさほど思い入れないし、集中して読んだというほどでもないので、今回はサラッと触れないでおこうかな、とも思っていました。

そしたらタイムリーに島本和彦ブログで取り上げられてて、なおかつ島本先生は「あしたのジョーの方程式」という本をササキバラ・ゴウ氏と共著で書いたらしい、と。(発売は9月上旬予定)
『打倒!夏目房之介』などとも書いているので(軽いノリらしいですが)それに応えて

島本本を読む前に必読!

くらいは書いておこうかと。

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  1. 2006/08/16(水) 18:30:54|
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