* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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『東大夢教授』Happy End? Bad えんどう?

東大夢教授東大夢教授
遠藤秀紀

リトル・モア 2011-07-27
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先日、ラジオで聞いた話。生島ヒロシが話していたが、彼の作にあらず。

財産、残して銅メダル。思い出、残して銀メダル。生き方、残して金メダル。

教授の生き方というのかどうか、この本は教授生活(日常編)と言えましょう。
ただし創作部分もあるようで、眉にツバをつけながら…

講義の資料作りからラジオ出演、現場での感慨も含めて、これが彼の生き様だ。
いつもの著作と較べると、ややクセのある文章。
好き嫌いは分かれるんじゃないでしょうか。

もくじ
1 桜の夜
2 孤島のバイオリニスト
3 非対称な死
4 獣医師の仕事
5 子羊たちの昼食
6 葱を買う
7 あの日の動機
8 雨の花
9 二十一世紀の迷い犬
10 解剖室の大地
11 日曜日の解剖図
12 摩天楼の月
13 戦場いくさばの友
14 熱砂のお喋り
15 華僑、巨卵に会う
16 奥さんの宝物
17 不意の来訪者たち
18 血糊とピアノ線の含意
19 理事詣で
20 愛すべきエンジン
21 良い子が育つ正しい大学
22 火を飲む「女」
23 時を継ぐ展示室
24 "オブジェ"の晴れ舞台
25 残雪のJOLF
26 茶請けの紙製品
27 アトリエよ、幸福なれ
28 小さな願い
あとがき



この本に一度だけ登場する松野教授(歴史系)は玄関の受付風景がどこも同じといいながら、その理由をこう説きます。
「企業も、信仰も、学問も、疲れ切った社会においては、その良さも悪さもお金にしか換算されないからだ」
(中略)
「ああ、商品経済や自由主義が生む快適さは、人間の物差しを均質化する。だから、大学に外からやってくる人も、預言者にすがる訪問者も、巨大企業にビジネスに来るお客さんも、いまは結局同じセンスで扉をたたく」(P.289)

お金のみにて生きるにあらず、と思う人にお勧めか。

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  1. 2012/07/03(火) 23:40:07|
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「人体 失敗の進化史」と 学者の闘う姿

人体 失敗の進化史・「人体 失敗の進化史」遠藤秀紀
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もう5日ですが、新年1回目の更新です。今年もよろしくおねがいします。
この本、昨年のうちに読んでおいたのですが、なかなかどう紹介したらいいものかと考えていて遅くなってしまいました。

骨は構造材として欠くことのできない部品ですが、そもそもはリン酸とカルシウムを保存するために作られていたとか…
聴力を高めるために顎関節から部品を転用すると同時に、残った顎関節の一部を変形させて新たな部品を作ったとか、そーゆーの自体が面白いと思える人にはそれだけでいいんですが、それだけではもったいないかなと。

生きるために知恵をこらしてきた動物たちの姿(とそれに関わる遠藤先生のバイタリティ)は、遺体科学とは関係のない人たちにも何かを伝える気がします。

それと、このような「知」を生み出す現場はどうなっているのか?
近視眼的な見方で現場がおびやかされる状況に、反対の意思表示をこめて、
より多くの人に知ってほしいものです。

50kgの身体に1400ccの脳をつなげたモンスターはこの先どうなるのか。
興味ありませんか?
☆☆☆☆☆
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  1. 2007/01/05(金) 22:56:48|
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黎明期の面白さ、遺体科学の最前線

パンダの死体はよみがえる
遠藤 秀紀

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遺体を相手とする場合、時間の制限、保管場所の制限、予算の制限と様々な制限があるようです。動物は死ぬ時を選ばないし、死んだときから腐敗するまではあまり時間が無い。大きい動物ならまず解体作業をしないと車に積めない、が解体すればいいというものではなく研究のために手を止めなければならない。ゾウやクジラではきれいな骨を取り出すためにまず埋葬をしなければ…。

DNA分析がわずかなサンプリングから始まる頭脳労働としたら、こちらは遺体と格闘してつかみ取る肉体労働の学問でしょうか。魚河岸でもないのに手鉤が必須などと誰が考えますか?
もちろん学問である以上、頭脳労働であるわけですが、かなりガテン系。

しかし、「遺体はその動物の姿形がもつ本当の意味を語ってくれる」と本文にあるように、モノに即して考えるというのは面白そうです。

例えば、ツチブタの手指は内側ほど大きく曲がり、外側は浅く曲がります。これによって、推測ですが、限られた筋力の中でより多く土を掘ることができるように掘る機能と掘られた土を掃き出す機能、いわばシャベルと箒の機能を持たせていると著者は語ります。

モノのデザインをする人なら機能美というのを考えるかと思いますが、遺体科学から見えてくるのは優れたデザインに通じるものがあるのではないでしょうか。
忠犬ハチ公やかわいそうなゾウなどの有名な動物エピソードを交えて、動物が大好きっ!とはいえない私にも興味の持てる一冊。

写真もいいけど、図のほうが解りやすいのになぁという部分もいくつかあって
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  1. 2005/02/22(火) 02:14:00|
  2. books & writing|
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