* Bettty NOTE *
マンガと書籍の感想、なかなか更新できず…

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こんな企画モノがあったとは

神秘島物語 痛快世界の冒険文学 (5)・「神秘島物語 痛快世界の冒険文学(5)」
 佐藤さとる,ジュール・ヴェルヌ
 講談社 1998-02
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著者が2名ありますが、原作がヴェルヌ、今回ダイジェストを担当したのが佐藤さとる氏ということのようです。
ダイジェストといっても四分の一近くに縮めた(四分の一削るのではなく)ようです。この作業の出来によってはまったく別の作品になることも考えられますし、佐藤作品といって過言ではないでしょう。

物語の舞台は絶海の無人島。大きさは大体、日本の佐渡島くらい。
サバイバルものですが、特徴は持ち込みの少なさと成果の大きさのようです。
当初、持ち込んだものは着衣を除き、マッチ1本、小麦1粒、懐中時計2つ、犬の首輪だけ。
そこから材料の現地調達はあるもののレンガ、ガラス、鉄、硫酸、ニトログリセリンまで出来てしまうのだから並みのサバイバルではありません。ここまでが第一部。
更に二部、三部と続きます。これ以上は触れませんが。

三部構成とともに実は三部作のひとつで、「グラント船長の子供たち」(1867~1868年)、「海底二万里(1970年)と兄弟作品らしい(解説より)。ちなみに本書は1874~1875年刊行です。この2作とも多分読んでいないのですが(小学生の頃、もしかすると読んだかも)今回、順番に読んだほうが楽しめるのではと思うところもいくつかあります。

それに加え、やはり枚数制限で物足りないところは否めないのが残念。
四分の一とは削りすぎでしょ。

小中学生向けかなと思うので★評価はやめておきます。
その年代に感想を聞きたいですね。
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  1. 2006/12/07(木) 23:39:05|
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本の一息コメント[3月]

「国家の品格」藤原正彦,新潮社
近代的合理精神の限界が来ている。それは論理を徹底したからだが、理屈と膏薬はどこにでもつくので、論理だけでは問題解決には役立たない。そこで著者の言うには、新渡戸稲造の武士道はどうか、と。卑怯を憎み情緒と形を重んじれば、国家は品格を取り戻し世界は敬意を払うだろう、とまあこんな感じ。
考え方としては納得できますが、論理・合理を否定しないで情緒と形を重んじるところまで人は成熟することができますか?「国民は永遠に成熟しない」のに。
それでも注目★★-

「スープ・オペラ」阿川佐和子,新潮社
突然、叔母が出ていって一人暮らしを始めた主人公だが、そこに老人と年下の男二人が同居することになって…。全22話。TVシリーズを意識したくらいの分量か。
ただ、人の庭に勝手に入って絵を描いていたという老人の登場シーンが嫌いで(その後、彼の性格や喋りは悪い感じはしないのだが)そこから先は飛ばし読み。
ここら辺からNHK朝の連ドラと同じように、粗筋だけ追いかける感じ。
まあまあ面白いんだが、それで?
投げた自分はこれ以上を語れず中立的な意味で★★-

「気球に乗って五週間」ジュール ヴェルヌ(Jules Verne)・手塚伸一,集英社
原著出版は1863年、物語の舞台は1862年。エンジンやプロペラを装備した飛行船が実用化する直前のヨーロッパ気球ブームの時代にファーガソン博士はアフリカ横断に乗り出す!
いやもう年代的には時代小説なんで(日本では「御宿かわせみ」の頃ですよ)技術史まで絡めて読むとまた大変。まあそんなに考証が気になるわけではありませんが、そんなアプローチもまた面白いかと思います。
お話としては飛行船という仕掛けを充分に生かし、かつドンデン返しもあり★★★

・「ひとがた流し」北村薫,朝日新聞夕刊連載
木曜に完結。親兄弟ではないが、近しい友人を失う物語。社会人になるとき同期で入った友人が、数年前亡くなったときのことなど思い出す。私はM.ドラクロワの版画を見るたびに彼のことを思うのだろうなどと…。


国家の品格
スープ・オペラ
気球に乗って五週間

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  1. 2006/03/25(土) 23:59:59|
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